様々な制限が緩和されるようになり、ようやく落ち着きの兆しを見せてきたコロナ禍。
しかし、犠牲を強いられた時間は戻りません。
特にこどもたちは本来経験できたことが縮小・中止となったことも多く、制限だらけの学校生活になったケースも散見されます。
2月15日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーでは、「クリーニング屋さんが中高生を応援」に関する話題です。
ユニークな地域貢献
小高直子アナウンサーは愛知県安城市のクリーニング店が「クリーニングを通して地域のこどもたちを応援している」という投稿が寄せられたことを報告。
聞いていたつボイノリオも「どういうことやろ?」と興味津々です。
「ホームドライ栄」の直営店9店舗では、3月3日までの毎週金曜日に受け付ける衣類のうち、今春中学と高校を卒業する3年生の生徒たちの制服を、無料でクリーニングするサービスをしているというもの。
小高「いろいろなアイデアでお仕事をしている、そんなお店の社会貢献です」
こちらのクリーニング店は、布団のクリーニングを1日でしてくれるサービスが話題になったお店でもあります。
晴れ舞台できれいな学生服を
約3年続いたコロナ禍の始まりとともに新入生として入学し、卒業で終わっていく学校生活。
本来なら、文化祭や体育祭・修学旅行や部活の試合など経験できるはずだったことが中止・縮小されて悔しい思いをした児童や生徒が大勢います。
他にも授業などで3年間、様々な場面で我慢を強いられることが多かった中、それでも元気に友達と笑い合う姿を見せて地域の大人たちに勇気をくれたこどもたち。
クリーニング店として、そんなこどもたちに何かしてあげたいと思って考えたアイデアだそうです。
大事な仲間と過ごした学校生活の締めくくりである「卒業式」という晴れ舞台を、きれいな学生服で迎えてほしいという気持ちを込めたプレゼントでもあるそう。
つボイ「うーん、クリーニング屋さんならではのプレゼントですよね」
小高「地域のこどもたちに、自分の仕事を通してできることは何か?って考えて思い付いて企画した社会貢献ですね」
家庭にもやさしい貢献
無料でクリーニングしてもらえるのは、中学3年生と高校3年生の学生服上下・セーラー服上下の2点まで。
受付は2月17日・24日と3月3日の金曜日で、仕上がりは2日後の日曜日夕方5時というスケジュールです。
このサービスはホームドライ栄の直営店9店舗限定のサービスとのこと。
小高「注意してほしいのは、同じ名前の店舗でも受け付けていないこともあるかもしれませんので。事前にインターネットで確認してから持ち込むなどしてくださいね」
つボイ「卒業式はビシッとアイロンのかかったきれいな制服を着ることで晴れがましい気持ちになるのではないか」
物価高騰などで生活がひっ迫する中、こうしたサービスは対象が限定されていますが春からの進学などに向けて物入りになる家庭にとってもありがたいことです。
(葉月智世)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年02月15日11時31分~抜粋