つボイノリオの聞けば聞くほど

文豪・志賀直哉が「うまい食べ物がない」と酷評した都道府県とは?

『つボイノリオの聞けば聞くほど』の金曜日に放送されているコーナーの1つが「誰かとどこまで~およそ七円の旅」。

かつて放送されていた『永六輔の誰かとどこかで』(TBS系)の1コーナー「七円の旅」をオマージュし、毎回ある1つの県を取りあげて旅行に行った気分になるコーナーです。

1月27日放送のテーマは、日本を代表する古都・奈良県。
つボイノリオと小高直子アナウンサーが、奈良にまつわる投稿を紹介します。

[この番組の画像一覧を見る]

日本最古の神社

奈良にあった平城京は、平安京よりも前にできた都ですが、それ以前から歴史的に有名な場所がたくさんあります。

「三輪そうめん」でも知られる三輪山にある大神(おおみわ)神社は、日本最古の神社がある場所として知られています。

「日本最古の神社の1つで、御神体は標高467mの三輪山のため、本殿はありません。
通常は拝殿に参拝しますが、200m先にある狭井(さい)神社から登っていきます。

いくつかの制約があり、入口と出口は1か所で、9時から14時までの間に狭井神社で入山料300円を払って受け付けをし、白いたすきを受け取り下山まで身につけます。

入山禁止日もあり、山中にはトイレがないので済ませてから入山します。
撮影は禁止で、水分補給以外の飲食もできません。あくまでも御神体のお山ですから」(Aさん)

独特のルールに則って入山しないといけないそうです。

参拝の後のお楽しみ

おたよりの続きです。

「参拝後の楽しみは、神社入口にある飲食店でのにゅうめんです。三輪そうめんを使った暖かい汁は、参拝で冷えた身体に染みるおいしさです。
さらに駅近くの八百屋さんでは、三輪そうめんの切れ端を袋に詰めて安い値段で売っています」(Aさん)

つボイノリオは、三重県伊勢市への修学旅行で割れた金花糖の袋詰めを安い値段で買ったことを思い出し、「奈良に行った時はきっとこれも買うだろう」と語ります。

「うまいものがない」?

『暗夜行路』などの小説で知られる文豪、志賀直哉は奈良の食事について「うまいものがないところだ」と語ったそうです。

今ならSNSで炎上しそうな発言ですが、志賀直哉は奈良県のグルメを全否定しているわけではなかったようです。

奈良公園内にある料理旅館「江戸三」の名物である鍋料理「若草鍋」は、実は志賀直哉が名付け親だそうです。

この「江戸三」は明治時代に料亭として開業し、文豪や京都に撮影に来た名優たちが訪れました。戦後に8室の離れを宿泊用の客室として使用、日本らしい情緒を求める欧米の観光客にも人気の老舗旅館として知られています。

さらに、この発言に反論するかのように、おすすめのお店が続々と紹介されました。
中でも奈良国立博物館の道路横にある釜飯のお店「志津香」は、行列が絶えないほどの人気店だそうです。

時間内で伝えきれない魅力

近鉄奈良駅の南、奈良公園の西側の元興寺旧境内を中心とした地域は「ならまち」と呼ばれ、古い街並みを残しながら名店が立ち並ぶエリアとして観光客に人気です。
そんな「ならまち」のグルメについての投稿です。

「十割そばのお店は、十割そばとは思えないほど繊細(なメニュー)です。
また、もちいど(ならまちに繋がる商店街)にあるお肉屋さんのカレーコロッケは、歩いて小腹が減った時に食べるとまたおいしい。

昔の国鉄奈良駅も壊されることなく、新しい駅の横に観光案内所として残っています」(Cさん)

まだまだ奈良を推すおたよりがたくさんあったのですが、残念ながら時間切れとなってしまったため、また奈良をテーマにした時の宿題となりました。
(岡本)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く

2023年01月27日10時51分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報