つボイノリオの聞けば聞くほど

もうすぐ恵方巻!食品ロスを減らすために「事前予約」しませんか?

クリスマスケーキや正月のおせち料理など、行事の度に小売店で事前予約を受け付ける季節のメニューがあります。

現在は2月の節分に向けて予約を受付中の恵方巻。
事前予約すると環境にもやさしいって知っていますか?

1月11日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーでは、「フードロスを減らすためにできること」に関する話題です。

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恵方巻の予約開始

お正月や成人のお祝いもひと段落し、ようやく日常が戻ってきました。ここで小高直子アナウンサーが次、2月にやってくる行事について話し始めます。

小高「そう、節分。となると…恵方巻の時期」

つボイノリオ「もういろんなところで出てる。張り紙とかチラシよく見ますよ」

恵方巻は、節分の日に食べる太巻き寿司。江戸時代に関西で発祥した風習だと言われていますが、その起源の定説については不明な点が多いとされています。1990年代後半から日本全国に広まりました。

小売業界の戦略もありますが、風習の楽しさに加えて、節分の日は太巻きを買っておけば食事の支度をしなくてもいいという気軽さもあって一気に広まった背景があります。

フードロスを減らすための取り組み

ただ、近年は節分当日に売れなかった恵方巻を大量廃棄することが問題になって、フードロスの代名詞のように言われてきました。
クリスマスケーキでも同様のことが起こっています。

つボイも、スーパーやコンビニで働いているリスナーから「フードロスで心を痛めている」という意見が以前番組に届いたことを思い出したとのこと。

フードロスが問題になってきた近年は、廃棄を減らすための取り組みをする企業も増えてきました。
去年の売れ行きデータから販売できる量を計算したり、節分当日の曜日を考慮して今年はどれくらい売れそうか予想したり、地域の生活スタイルを考えて小さめサイズの恵方巻を作ったりと、様々な工夫をしています。

その中でも特に増えているのが、予約販売。事前に予約を受け付け、必要量を把握して売れ残りを減らすというものです。必要なものだけを作るというのは、単純なことではありますが「無駄をなくす」ために欠かせません。

環境対策だけでなく、こんなメリットも

2023年の恵方巻は、既に予約が始まっています。お店によっては早めの予約でオマケがついたり、割引などのお値打ち価格になったりする場合もあるようです。

小高「いつもそういえば恵方巻は当日に買っていた…という人は、今のうちに予約してみるのもいいかもしれません」

つボイ「予約して受け取りということなら、混雑も避けられますもんね」

恵方巻は日持ちのする食べ物ではありません。そのため、具材などを工夫して冷凍販売を始める企業も出てきました。
冷凍なら、もし当日に食べることができなくなっても都合のいい時に解凍して食べることが可能です。

「冷凍のいいところは、予定が変わりやすい人にとっても安心できる点だ」と話すつボイ。

農林水産省もフードロスの削減を呼びかけており、恵方巻のロス削減に取り組む事業者を募集するとキャンペーンも行っています。

フードロス削減は、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」の他、食料問題や気候変動・海の資源問題など様々なところにつながっていきます。
「今年は予約してみようかな?」という行動も、実はSDGsにつながるのです。

少しでも食品ロスを減らすために、恵方巻などの季節食品は前もって予約しておくのはいかがでしょうか?
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年01月11日11時32分~抜粋

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