つボイノリオの聞けば聞くほど

今年届いた年賀状に感じること。

1月5日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』は、新年最初のレギュラー放送ということで、まだお正月の気分が残っています。
そこで、つボイノリオ宛てに届いた年賀状を、小高直子アナウンサーとともに紹介しました。

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QRコード付き

この日は、つボイ個人に届いた年賀状の一部を紹介します。

つボイが年賀状を見ながら感じたことのひとつは、最近ではQRコードが貼ってある年賀状が何枚かあったこと。
QRコードにスマートフォンをかざすとサイトに飛び、プロフィールや近況などが書いてあるため、これまでの情報量を超えた年賀状ができるようになっています。

年賀状というと「謹賀新年」などの定型のものが多かったのが、変わってきているようです。

兎身を焼くウサギの話

また今年の干支である卯、ウサギにかけた年賀状も。
京都のある人の年賀状には「兎身を焼く話のウサギにはなれそうもありません」とあったそうです。
「兎身を焼くウサギ」とは、三つの獣の話で、菩薩の道を説く話です。

ウサギ、キツネ、サルの三匹の獣がいました。
そこへ、帝釈天さんが弱々しい老人の姿に変えて現れ、『私は困っている。慈悲の心があるなら私を助けてください』と言ったそう。

キツネとサルは食べ物を持ってきたが、ウサギは何も持ってこられませんでした。
『私は何もやることができません。私の身を食べてください』と、側で燃えていた火の中に身を投じてしまいました。

帝釈天は元の姿に戻り、これは尊い行動だと、死んだウサギを月に移し、誰でも見上げればウサギを見ることができるようにしたという話です。
身を挺して人のためにつくす、ということでしょうか。

つボイもこの話に「自分は身を挺してどれだけ世の中のために尽くせるかなぁ」と思ったそうです。

からしの小袋が切りにくい

次は『ウルトラQ』や『ウルトラセブン』など、昭和のウルトラシリーズを監督したことで知られる満田かずほさんからの年賀状です。

「85歳、ぼっち暮らし。娘、息子、孫たちに優しさをもらって、穏やかに過ごしています。
普通に歩けます。しゃべりもOK。食べられます、飲めます。
残念なこともあります。指の力が弱って、納豆についているからしの小袋が切りにくい」(満田さん)

小高「あれ、『どこからでも切れます』と書いていて、どこからも切れないのがあるよ?」

満田さんは「毎回100回グーパー運動でトレーニングしているんだけど」と続けます。

「遠い未来は見られませんが、近くのはしっかりと見据えています。小さな一歩でいい、前へ…」(満田さん)

小高「力強いおたよりですね」

つボイ「老いに自分がどう対していくのかを書いています」

毅然としてユーモアのある85歳です。年賀状を読むとその人柄に触れたような気がします。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年01月05日10時01分~抜粋

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