つボイノリオの聞けば聞くほど

ラブホの回転ベッド、気になりすぎて仕事休みを取りました

『つボイノリオの聞けば聞くほど』の名物コーナー、「ラブホのコーナー」。

12月21日の放送では、以前番組で話題になった「回転ベッド」の話題がメインとなりました。
回転ベッドを体験したリスナーの詳細なレポートを、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介しました。

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一度体験したい

「ホテルのコーナーで盛り上がっていた回転ベッド。以前から私も一度体験したいと思っていたので、ネットで調べてみたところ、我が茨城県にも動態保存されている回転ベッドがあることが判明しました。しかも隣町でした」(Aさん)

小高「新しく設置するのは駄目だけど、風営法が決まる前に設置された物を使い続ける限りは大丈夫ということです」

つボイ「『動態保存』という言い方で、この人は鉄道マニアの感じがしましたね。京都の梅小路のように、いつでも動かせるように保存しておくのを動態保存と言うんですよ」

京都鉄道博物館では4両の蒸気機関車が動態保存されています。

回転ベッドの行方

1985年(昭和60年)に風営法が改正され、ラブホテルでは新たに回転ベッドを設置しなくなったようです。

新風営法では、回転ベッドや一定以上の大きさの鏡がある設備があるラブホテルは、「店舗型性風俗特殊営業」と定義され、警察の管轄になりました。

一方、回転ベッドや鏡がないラブホテルは風営法から外れ、旅館業扱いで保健所の管轄に。この時に、警察の管理下に入ることを嫌った経営者が、続々と回転ベッドを撤去して、旅館業法で旅館としての営業に切り替えていったそうです。

また、当時はシンプルな内装が流行してきたこともあり、回転ベッド撤去に拍車をかけたんだとか。

現在のほとんどのラブホテルは実質旅館です。旅館では回転ベッドは置けません。
回転ベッドのあるラブホテルは、風営法の下で営業していることになります。

いろいろ久しぶり

Aさんが見つけたホテルは、回転ベッドのある部屋は一室だけだったそうです。その部屋が確実に空いている時間を狙うAさん。

「平日の午後も不倫タイムという混雑が見込まれまして、平日の午前中に狙いを絞って、仕事の休みを取り、嫁さんを拝み倒して一緒に行ってもらえることになりました」(Aさん)

こどもの登校後、家を出たのは午前9時。30分ほどのドライブで到着。

「嫁さんとラブホに来たのはかなり久しぶりのことでございます。そもそも行為自体がご無沙汰でございました」(Aさん)

つボイ「この間から、ご無沙汰な話題が多いですね。お宅の頻度はどうですか?」

空いててよかった

「回転ベッドのあるそのホテルは築数十年。少々古びた建物は4階建てになっておりまして、1階は駐車場。2階から4階までが全25室」(Aさん)

平日の朝9時半で10台ほど車が停まっていたそうです。なお、前日からの泊りの車かどうかは不明。

「回転ベッドがあるのは一部屋だけ。もし回転ベッドの部屋が空いてなかったらどうしようかと、身もあそこも縮こまる思いで不安でしたが、なんと目的の部屋は空いておりました」(Aさん)

つボイ「普通のとこやったら縮こまることもないですけども、行き先がラブホだけに」

シックなお部屋

「私の心配をよそに回転ベッドは待っていてくれました」(Aさん)

つボイ「別にあなたを待ってへんのやけど」

「さあ、その部屋に入りますと、現役の回転ベッドはドドーンと鎮座しておりました」(Aさん)

部屋の内装は落ち着いたシックな感じ。ベッドカバーも大人しめの茶系だったそうです。

「どぎついピンク色や鏡張りの性的欲望を掻き立ててくれる部屋を期待していた私たちは、ちょっと肩透かしを食らいましたが、それはそれで落ち着いて回転ベッドを堪能できます」(Aさん)

ベッドの産地は?

「早速、回転ベッドの観察でございます。丸いベッドは縁が円形に沿って水色の合皮になっており、昭和のソファーのひじ掛け部分みたいでした。僅かに破れもありレトロ感満載でございます」(Aさん)

枕元のティッシュの横には、操作パネル。
ベッドの照明スイッチの他に、3つ並んだスイッチは左から、左回転、停止、右回転。
停止のボタンだけ押す部分のカバーが剥がれていて年季を感じさせていたそうです。

「その操作パネルには、ベッドのメーカー名と電話番号が印字されており、市外局番は052でした」(Aさん)

つボイ「なんと、この回転ベッドはメイド・イン・名古屋や」

テンションの上がるつボイ。

2分30秒

「嫁さんをベッドに押し倒さず、一人で寝っ転がってもらい、嫁さんの身長と丸いベッドの大きさを見比べると、直径は2メートル半ほどでした」(Aさん)

小高「嫁はものさしか」

つボイ「押し倒さんのか」

嫁に、右回転のボタンを押してもらったAさんは、ダイソーで買ったストップウォッチで回転時間を計測。1回転、2分30秒。左回転だったそうです。

小高「1回転、2分30秒って、乗っかってたら、ほとんど回転を感じられないぐらいじゃない?倍速のボタンはないのね。YouTubeは倍速できるよ?」

つボイ「名古屋の会社やから、いっぺん要求してみたら?」

回転ベッドの音

「回転ベッドの安全を確認した後、私もベッドに横になり」(Aさん)

小高「やっとここで」

つボイ「それまで、奥さん、一人で寝たまんまや」

期待が高まるつボイと小高。

「再びベッドを回転させてみます。ベッドは回転している間、低く唸るモーターの音が小さく響き、またギシギシと軋む音がします」(Aさん)

小高「ウィーン」

モーター音を真似る小高。

つボイ「ギシギシ、ギシギシ」

小高「これ、いりますか?」

つボイ「こんな番組ええのんか?ここまで再現せんでもええやろ」

「それに回転するベッドのどこかが床に引っかかったり外れたりするのか、時々、パキッという音も出します」(Aさん)

小高「ちょっと怖いね」

回転ベッド維持に感謝

「コトの間は気づかない程度の音ですが、静かにしていると少々気になりました。ベッドに横になって、ベッドの横方向、壁を見ていると結構な速さに感じました」(Aさん)

小高「やっぱりそうなんだ」

つボイ「歩きながら地面見てると、地面はずーっと動いてくやん。遠くを見ながら歩いても全然景色変われへん。これと同じ」

ベッドの真上、天井を見ている限りでは、回転はかなりゆっくりに感じたそうです。

「気がつけば午後1時を回っておりました」(Aさん)

つボイ「ここ、気に入らんなあ。ベッドの軋む音まで細かく描写しながら、気がつけば午後1時を回っておりましたやて。なんや、この省略の方法は」

知りたい部分が書かれておらず、憤るつボイ。

「何十年もの間、何千組、もしかしたら一万組以上のカップルを回し続けている回転ベッドと、そのメンテナンスを続けている人々に感謝しつつ、部屋を後にしました」(Aさん)

つボイ「万組やわな。千ではなくてマンです」

小高「直径だの速度だの楽しかったよ、ありがとう」
(尾関)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年12月21日10時02分~抜粋

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