つボイノリオの聞けば聞くほど

その数1,696人!オモチャを診断して治療するおもちゃドクター

こどもの頃、お世話になった多くのおもちゃたち。壊れて悲しい思いをしたことがある人も多いのではないでしょうか?
もし、新しいものに買い換えるのではなく、修理して大事に使えるとしたらどうでしょうか?

11月23日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーでは、「日本おもちゃ病院協会」に関する話題です。

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壊れたおもちゃ、捨てる前に考えたいこと

この日の番組内では「プレ・つボイの珍宝鑑定団」としてつボイノリオのお宝を出品。
入札も複数入っていると報告する小高直子アナウンサー。

小高「お宝はやっぱりおもちゃが多いですね」

つボイノリオのお宝のように未開封で飾っていて、後々時間が経つとお宝になっていくおもちゃもありますが、一般的におもちゃはこどもたちが大いに遊んで成長していくためのもの。

こどもが扱うので乱暴に遊ぶこともありますし、投げたりぶつけたりして、壊したり傷めたりすることもあります。
気に入っているおもちゃほど壊れやすく、壊しやすいというジレンマもあります。

壊れたら捨てて新しいものを買うのも一案ですが、思い出と愛着があるおもちゃはなかなか捨てられません。

おもちゃを無償で修理

こうした壊れてしまったおもちゃを原則、無償で修理する活動をしているところがあります。日本おもちゃ病院協会というボランティアネットワークです。

日本各地で壊れたおもちゃを修理しているおもちゃドクターたちの集まりで、1996年に全国組織化されました。
ホームページによれば、2022年3月末の時点で会員になっているおもちゃドクターは1696人。それぞれのドクターが各地で活動を続けています。

ホームページでは近隣のおもちゃドクターを検索することも可能です。
試しに検索してみると愛知・岐阜・三重の東海エリアにも多数いることがわかります。

つボイ「壊れちゃった、捨てようじゃなくて病院に連れて行って、どこが壊れたのか診断してもらって直せるものなら直してもらうという行動は、大切なおもちゃへの感謝の気持ちにも通じますよね」

物を大切にすること

もちろん、修理してみても、どうしても直せないおもちゃもありますが、最後まで大切にしたいと思う気持ちを納得させることはできます。

日本おもちゃ病院協会では、ドクターの養成講座も行っているとのこと。

これはSDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」にもつながりますし、おもちゃの仕組みを研究して直すことは目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」にもつながっていく活動です。

つボイ「やっぱりね、慣れ親しんだおもちゃは手元に置いておきたいですもん」

小高「あとね、こどもが病院は傷などを治してもらう大切なところなんだって知ることにもつながりそうですよね」

大切な思い出の詰まったおもちゃをすぐに捨てるのではなく、一度おもちゃドクターに見せてみると案外直せるかもしれません。
こどもに、物を大切にすることを教えることにもつながりそうですね。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年11月23日11時36分~抜粋

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