つボイノリオの聞けば聞くほど

ビル・ゲイツがやってきた!日本で唯一の寄生虫博物館とは

寄生虫といえば、食中毒で話題にあがる寄生虫「アニサキス」が有名です。
そんな寄生虫が一堂に会する世界でただひとつの博物館が「目黒寄生虫館」(東京都目黒区)。

8月19日、アメリカの大手IT企業マイクロソフトを創業したビル・ゲイツ氏がこの博物館を訪れました。

10月20日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、この超有名人の訪問について、つボイノリオと小高直子アナウンサー取り上げました。

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ビル・ゲイツもびっくり

目黒寄生虫館は医師で医学博士の亀谷了(かめがいさとる)さんが、私財を投じて1953年(昭和28年)に創設した寄生虫の私立博物館です。
啓発活動にお金をとってはいけないという信念で、開館当初から無料です。

「ビル・ゲイツ氏は世界一長いサナダムシを見たという。寄生虫グッズもおみやげに買って帰ったそうです」(Aさん)

ちなみにおみやげは、寄生虫の宿主となる淡水貝・ミヤイリガイのストラップとボールペンだったそうです。

サナダ虫の紐

実は以前にこの番組でも寄生虫博物館を取り上げたことがありました。
小高が番組を休んだ時、代打として出演した斎藤悠子アナウンサー(当時)がこの博物館に行った話をしました。

つボイ「斎藤アナがここへ行ってえらい感動して帰ってきて、その感動ぶりを伝えようとして、自分が見たサナダムシと同じ長さの紐をもってきた。本番中、紐の端をつボイに持たせ、ずっと後ろに下がって、マイクが届かないところへ」

小高「ちなみに8.8mです」

つボイ「そして、その感動を私がみなさんに伝えた、という30年の歴史の中でも特筆すべき瞬間でした」

小高「同じ体験をビル・ゲイツがした。その紐をビル・ゲイツに見せてあげたらよかったね」

犬の尻からサナダ虫?

寄生虫博物館には、標本約60,000点、図書文献16,000冊など、寄生虫に関する古今東西の資料が集まっています。

小高「8.8mのサナダムシって人から採取されたらしいけど、どう入っていたのでしょうね?」

つボイ「小腸は長いですから、収まらないことはないです」

小腸の長さは6~8mなのでなんとか収まりそうです。

つボイはサナダムシにまつわる体験談を語ります。

「うちの犬もお尻からサナダムシをぶら下げてたことがあって、『なんじゃこれ』と引っ張ったことがある。
手品師のシルクハットから万国旗がずっと出てくるみたいに、サナダムシがずるずる出てくる。

途中、身を守るために、ぶちっと切れます。ゴムのような弾力性があり、途中で切れて『ああ、もっと引っ張りたかった』と思ったことがありました」

小高「これは目の当たりにすると衝撃的ですね」

昭和にはよく見られた光景だったようです。

検便、今昔

健康診断や人間ドックで今も行われている「検便」ですが、今と昔では目的が違うようです。

つボイ「昔はこどもたちはお腹に寄生虫を持っていた。だから、昔の検便の目的は寄生虫卵が便の中にいるかどうか(を調べる)。
今は便の中に血液が混じってないか(を調べる)。大腸に異変があると出血する、それを探している。
検便は今も昔もありますが、その目的が違います。
昔はそのくらいみんな寄生虫を持っていた。これを研究しようと寄生虫館ができました」

目黒寄生虫館は、寄生虫を専門とした世界で唯一無二の博物館です。近くに行った際は訪れてみてはいかがでしょう。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年10月20日10時03分~抜粋

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