つボイノリオの聞けば聞くほど

つボイノリオと伊藤秀志がバンドを結成!1か月に1曲の動画配信は実現できる?

1993年10月4日に始まった『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)は、今年の10月で放送30年目に突入しました。

10月10日放送の休日特集では、「聞けば聞くほど30周年イヤー突入大企画会議」と題して、この30年の節目節目で行ってきた企画を振り返り、これからの30周年イヤーで行う企画を発表しました。

こちらでは以前この番組の金曜レギュラーを務めていた伊藤秀志さんが登場したコーナーを抜粋します。伊藤さんとつボイノリオの2人で、何やら楽しい計画を考えているようです。

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その名も「つボいとうBAND」

ギターをかきならし「おめでとうございまーす!」と元気に登場した伊藤さん。
伊藤さんの名曲「大きな古時計 zuzuバージョン(秋田弁)」は、何を隠そう、この番組から生まれた曲です。

ここで突然の大発表!
「30周年イヤー突入記念」として、つボイと伊藤さんで「つボいとうBAND」を結成するというのです。

「まさにこれ以外の名前はないだろう(笑)」と、うれしそうなつボイ。

今年、番組内の「楽器のつボ」というコーナーで久しぶりにギターを練習し、『糸』を演奏したつボイ。
改めてギターの魅力にはまったつボイは、それからも練習を続けてきました。

恥ずかしい記者会見

つボイ「昔弾いてたから弾けるもんやと思ったけど、まず弾けない。あまり指が動かないということと、押さえた時に指が痛い。でもね、ずっと練習してきたら、ちゃんとタコができてね、痛くなくなる」

せっかくできたこのタコを残しておくべく、ギターを弾き続けることを決意したつボイは、スタジオと家の両方にギターを購入したのです。

「生涯で、いっちばん高いギターをバーンと買いました!」と自慢げなつボイに、「先生ね、『バンドを始めます!』と言って、最初にギターの値段の話から始まるところが。こんなバンドの記者会見、恥ずかしいわ!」と笑いが止まらない伊藤さん。

「音楽と経済との戦い」

伊藤「今、アマチュアの人たちでもね、60を過ぎた人たちが退職金で憧れのギブソンとか、マーチンとか。みんな本物を持ってるんですよ」

つボイ「一番高いけど、これは業界からしたら、そう高いギターでも何でもあらへんや、こんなもんは!」

せっかく買った高いギターを笑われ、「私の音楽生活は、音楽と経済との戦いだった」と名言めいた言葉を吐くつボイ。

大学のフォークソング研究会時代から、「いかに安い楽器を使うか」ということが音楽活動におけるつボイのテーマだったというのです。

つボイは「メインサイドギター」?

ギターの価格をめぐり言い争う2人を見て「結成記者会見からケンカ解散の危機になっては困る」と察した小高。「2人でギターのユニットをやるということでよろしいんですか?」と口を挟んで軌道修正を図ります。

すると、どちらも“出たがり”のつボイと伊藤さんの間で、「リードギターの譲り合い」があったことが判明しました。

年上ということでバンドのリーダーに選ばれたつボイから、ギターの正式な役割分担が発表されます。

つボイ「リードギターは秀志、メインサイドギターは私!」

伊藤「サイドやんか!サイドなんだから、メインじゃないの!端っこ!横!」

やはりどちらも「出たがり」であるようです。

文科省推薦の「ハーモニカ」

つボイによると、バンドの方向性は「スタンダードナンバー インストゥルメンタル バンド」。

「みなさんが知ってる大ヒット曲を、歌なしで演奏だけでやります」とつボイの言葉を翻訳した伊藤さんが、またしても地雷を踏みます。

伊藤「しかもそこには、つボイさんのあまり高くないギター、そしてビックリするほど安いハーモニカ!」

小高「ハーモニカはあの500円のやつ?」

つボイ「もうちょっとするわ。1,200円…これは文科省推薦の『学校用ハーモニカ』いうやつや。私のギターなんか、高い高い言うけど、どっからも認定されてへんよ…」

自虐気味につぶやく、つボイ。

「つボいとうBAND」の初演奏

ここでようやくギターの登場です!

「つボいとうBAND」としての初演奏、『糸』が披露されました。

伊藤さんがメロディ、つボイが「メインサイドギター」でしたが、つボイのミスにより、「ここから!」というところであえなく終了することに。

小高「秀志さんのメイン効果なのか、つボイさんが上達したのかは分かりませんが、いい感じでした!」

伊藤「だいぶ馴染んできた。やっぱりね、タコがないと仲良く話ができないんですよ」

つボイ「練習は本当はもっと高度なものですけれど、これは“タコ維持”。指タコ維持をするために押さえている、という」

とんでもない難題

「このタコをせめて1年間は維持してもらおう、ということで。せっかく結成した『つボいとうBAND』には、1年をかけて何かやってほしい」ということで、小高から一大プロジェクトが発表されました。

小高「『聞けば聞くほど』としては、お披露目の場を用意いたしました!毎月1曲、つボイさんと秀志さんで練習した曲を、動画配信します!」

パッパパー!とファンファーレが鳴り響きます。

小高「1か月で1曲完成させて、動画にして、みなさんにお披露目する。1か月に1曲ですよ!」

つボイ「小高さんはよくわかってると思いますが、4月にやったコンサート。8月にやった我々のコンサート。持ち曲1曲しかないところで、2つのステージをやってるわけですから」

『糸』1曲を仕上げるために数か月かかっていたのに、これからの1年は1か月で1曲ずつ完成させなければならないという現実。これはなかなかの難題です。

「サイドリードギター」の嘆き

しかし伊藤さんは全く心配していない様子。

伊藤「メインサイドギターってやつは、1曲弾けるようになれば、おそらく10曲は弾けるんです。順番とリズムが違うだけで」

つボイが担当するメインサイドギターは、1曲覚えれば10曲、2曲覚えれば20曲弾けるようになるというのです。

伊藤「大変なのは、サイドリードギターです。サイドリードギターはそのたびに新しいことをやらなければいけないのです!なんで私がリードギターになったかといえば、年が若くて暇だから、練習しろということですね!」

思わず叫ぶ伊藤さん。

10月の1曲に注目!

「12曲もあればライブができるじゃないですか!」と、小高はつボイと伊藤さんをその気にさせようと必死。

小高「順調にいけば、年間12曲そろえてライブを行う、という夢に向かってがんばろう!」

伊藤「…30周年おめでとうございます」

すっかり声が小さくなってしまった伊藤さんに、小高は「声ちっさなってるじゃないですか!」と思わずツッコミを入れます。

雑談ばかりのライブになりそうな雰囲気に、「フタ開けてみたら、ずっとしゃべってた動画じゃないからね!」と釘をさすことも忘れない小高。

まずは10月の1曲から。「つボいとうBAND」の演奏に注目しましょう。
(minto)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年10月10日10時00分~抜粋

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