つボイノリオの聞けば聞くほど

鳥まで捕食するするほど強いのに「かわいそうな虫」カマキリ

秋は虫の鳴き声がにぎやかな季節。
童謡でもマツムシやスズムシ、コオロギなど、さまざまな虫が出てきています。

9月28日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「虫のコーナー」では、虫に関するおたよりをパーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。

[この番組の画像一覧を見る]

カマキリ好きが集合

以前、番組でカマキリについて取り上げることを予告していた際、カマキリ好きの方が意外と多いのか、おたよりが何通か届きました。

「こどもの頃カマキリが好き過ぎて、見つける度に捕まえてはマジマジと観察していました。

みなさんはあの鎌にはさまれたことはありますか?
鋭くて細い刃がビッシリついているし、めちゃくちゃ力が強いので、本気ではさまれるとガッツリ出血します。ご注意ください」(Aさん)

カマキリといえば、こんなおたよりも。

「カマキリがセミを捕まえて捕食するという話、『あんなに力強いセミを細いカマキリがよう捕まえるなあ』とおっしゃってましたが、8月8日に放送された『ダーウィンが来た!』(NHK総合)では、石川県舳倉(へぐら)島に生息するカマキリが鳥を捕食する決定的瞬間が捉えられ、その映像が放送されました。
世界で初めて撮影されたそうです」(Bさん)

「鳥がカマキリを」ではなく、「カマキリが鳥を食べる」というのも信じられませんが…。

衝撃映像にビックリ!

おたよりの続きです。

「カマキリの体長は8cm程度で、そんなに大きな個体ではありません。
鳥の種類はわかりませんが、明らかに鳥のほうが何倍も大きく、『カマキリが襲いかかっても鳥の逆襲に遭い、食われてしまうとちゃうのか?』と思ったのですが、カマキリは木の上に止まった鳥を死角である真上から襲いかかり、急所の首に鎌を食い込ませて、もつれあいながら両者リングアウト。

地面まで揉み合いながらも、首に食い込んだ鎌を離すことなくそのまま捕食してしまったようです。

こんなことができるのは、0.1秒と言われる襲いかかる時のスピードと、鎌の内側のギザギザということです」(Bさん)

カマキリの天敵は?

これだけ強いカマキリですが、どうやら弱点があるそうです。

「カマキリはオニヤンマと並んで、スズメバチの数少ない天敵です。

しかし、カマキリはかわいそうな昆虫です。
卵から産まれ、小さいこどもの状態ですぐにアリに狙われ、ほとんどが殺されてしまいます。
そこを生き延びても、ハリガネムシに寄生されて脳まで操られ、自ら命を落とすこともあります。

他の虫から恐れられるカマキリでも、悲劇な人生(虫生?)を送ります」(Cさん)

同じような意見が、他にも届いています。

「ハリガネムシはカマキリの全身を支配し、産卵期になるとカマキリを水辺に誘導させて、最後に入水させて自分はお尻から出て産卵します。

カマキリは泳げないのでそのままお亡くなりになるそうです。

ハリガネムシに寄生されると、そのカマキリは生殖能力がなくなるそうで、自然の摂理は厳しいですね」(Dさん)

この部分だけ聞くと、1番強いのはハリガネムシと感じてしまいますね。
(岡本)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く

2022年09月28日10時02分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報