つボイノリオの聞けば聞くほど

万年筆が環境にいいってホント?プラスチックを削減するアイデア

わたしたちの日常で、プラスチックを見ない日はないほど囲まれた生活を送っています。

エコバッグはかなり普及しましたが、環境保護で大きな問題となっているプラスチックを少しでも減らすアイデアは、知っているようであまり知らない人も多いのではないでしょうか。

8月10日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、「プラスチックを減らすアイデアが詰まった本」についての話題です。

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プラスチックを減らすアイデア本

吉岡直子アナウンサーが、以前このコーナーで「食品や洗剤などを繰り返し使える容器を持参し量り売りで買うと、パッケージに使われているプラスチックを減らすことができる」という話題を紹介したことについて話し始めました。

その際、量り売りのお店がたくさん掲載されていると紹介したのが「プラなし生活」というサイト。
このサイトを運営する生物海洋学者の中嶋亮太さんと、プラなし生活実践中の主婦古賀陽子さんが執筆したプラスチックフリーに関する本が先月、出版されたそう。

つボイノリオ「今私の手元にありますよ」

『暮らしの図鑑 エコな毎日 プラスチックを減らすアイデア75×基礎知識×環境にやさしいモノ選びと暮らし方』(翔泳社刊)という本です。

本に詰まったたくさんのアイデアたち

吉岡が本の中身を眺めてみると、日常生活でできるだけ使い捨てプラスチックを減らしていくためのアイデアがいろいろ紹介されているとのこと。

写真やたくさんの情報が満載で読みやすいだけでなく、カラーで明るい雰囲気。夏休みなのでこどもや孫と一緒に読んでみるのにもぴったりだとか。

本の中には、家や外出先などで使い捨てプラスチックを減らせそうな工夫が盛りだくさん。
普段当たり前のように使っているものが、他のもので代用できることがわかったり、家にあるもので作れてしまうこと、掃除や片付けの時にほんの少しの工夫でプラスチックごみを減らせるアイデアが満載です。
環境にやさしいグッズも紹介されています。

例えば、キッチンならヘチマなどで作った天然のスポンジや、ガラスやホーローでできた保存容器。
洗濯なら量り売りの洗剤やステンレス製の洗濯ばさみ・ハンガー、他にも文房具やおもちゃなどエコ意識もさることながら、おしゃれで使ってみたくなるものも多数あります。

ボールペンから万年筆に代えるのもSDGs

つボイ「目次を見ただけでも非常に興味があって。あ、そういうことか!ってね。毛玉をケアするとか」

つボイが気に入ったのは、万年筆を普段使いにしてみるというもの。
筆記用具と言えばボールペンやシャーペンが主流ですが、材料はプラスチック。普段は使い終わったらポイと捨ててしまう人も多く、中のインクを取り換えている人もいますが、この部分にもプラスチックが使われています。

万年筆は、インクを補充することで長く使い続けられます。この時、プラスチックでできているカートリッジ式ではなくインクを吸い上げて使うコンバーター式でなければ、プラスチックを削減できません。

万年筆の軸も、プラスチックなどのリーズナブルなものも多いですが木製やガラス・金属製などもあり、繰り返し使い続けることで確実に削減につながります。
レトロでカッコいいとブームになっており、インクも多くの色が出ていてコレクターもいるほどです。インク瓶はガラスが多いため、こちらも環境にやさしい素材です。

すぐにプラスチック素材をやめて、ガラスなどの素材に買い換えるのはゴミも増えて環境に良くありませんが、次に買い換えるときにちょっと環境を意識した素材のものに換えてみる、洗い物をする前に古い布で油をふき取るなど、すぐできそうなアイデアが詰まった1冊だと吉岡が締めくくりました。

なお著者が運営しているプラスチックを減らす・なるべく使わないで暮らすノウハウやヒントをまとめた情報サイト『プラなし生活』では、日本全国にある量り売りで購入できるお店がずらっと掲載。
興味のある方は「プラなし生活」で検索してみてください。
(葉月智世)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年08月10日11時33分~抜粋

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