つボイノリオの聞けば聞くほど

オーガニックのタオルや繰り返し使えるもの、贈り物から考えるSDGs

夏の風物詩と言えば、お中元やお盆など夏休みに帰省する際のお土産です。
基本的には相手が喜びそうなものを選ぶという人が多いと思います。
贈ろうと考えているものがSDGsや環境に配慮したものかどうかという視点で見たことはありますか?

7月20日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、「ギフト選びでSDGsや環境を考えたことがあるか?」についての話題です。

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ギフト選びにSDGs

この時期特有のお中元や帰省に持っていくお土産選びについて話し始める小高直子アナウンサー。

小高「地域によっては、7月上旬にお中元を贈りますよってところもあるみたいですけど」
多くの地域では、7月半ばというところが主流となっています。

7月上旬、カタログギフトを手掛けるオフィスギフトが一般の方300人を対象に「ギフト選びの際に、SDGsや環境問題を意識したことはありますか?」というアンケートを行いました。

この質問に「意識したことがある」と答えた人は24%。「ない」と回答した人が76%という結果になったそうです。

贈る相手を考えているけれど…

意識したことがあると回答した人の中には、過度なラッピングを避けて簡易包装にしてもらうという答えが多くありました。
これは、ごみの処理で環境に負荷をかけないようにという配慮だけでなく、受け取った人がごみの分別で困らないようにという気づかいでもあったそう。

他にも、環境への負荷が少ないとアピールしている商品を見て意識するという意見や、繰り返し使えるものを贈ろうと意識するという答えもありました。

一方で意識したことがないと答えた人の中には、受け取った相手が喜ぶかどうかを優先して選ぶという理由のほか、SDGsについてはっきり知らない・ピンとこないから意識できないという意見があったと言います。

アンケートの結果を見る限り、現時点ではギフト選びでSDGsを意識している人は少数派のようです。

贈り物から考えるSDGs

一方で、今後SDGsや環境を意識したギフトを贈ってみたいかたずねた質問では8割の人が「贈ってみたい」と回答。
贈ってみたいものとしては、「オーガニック素材のもの」や「繰り返し使えるもの」という意見が上位でしたが、中には「売り上げの一部を寄付」「動物実験をしていないもの」を選ぶという回答も。

つボイノリオ「こうやって聞いていると反省しますね。何を贈ったかなとかね。贈り物によって受け取った人がSDGsを意識するきっかけになるかもしれませんし」
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小高「贈る側の気づかいから、今度は受け取った人も『そうか、SDGsがあるのか』って広がっていくといいですよね」

このアンケートを行ったのはウェブカタログギフトの会社ですが、カタログであれば商品を選ぶ際、受け取る側がSDGsや環境を意識することもできます。
自分の欲しいものを選ぶのか、SDGsを考えて選ぶのか悩ましいところではあります。

今後、もっとSDGsや環境に配慮したギフトが増えてきたら、贈る側・受け取る側双方とも選びやすくなるかもしれませんね。今年のお中元などの贈り物やお土産を選ぶ際、SDGsや環境を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年07月20日11時31分~抜粋

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