つボイノリオの聞けば聞くほど

詐欺被害者は語る。酔っている時にスマホを見てはいけない理由

日々進化している詐欺の手口。コロナ禍にはコロナ禍なりの手口が生まれます。

6月29日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「オレオレ詐欺のコーナー」では、リスナーから寄せられた詐欺の手口を、塩見啓一アナウンサーと小高直子アナウンサーが紹介していきました。

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非接触型詐欺

「このコロナ禍で特殊詐欺のやり方も変わったようです。『あなたのキャッシュカードは偽造された疑いがあるので、新しいものと交換が必要です』という、よくあった詐欺に変化がありました」(Aさん)

今までは、受け子が直接被害者と会って、キャッシュカードを受け取ったり、騙し取ったりしていましたが、このコロナ禍で『感染予防のために家の郵便受けに古いカードを入れておいて下さい』という指示に変わったそうです。

「この非接触型詐欺なら、受け子にはコミュニケーション能力がいらず、誰でもできます。中には外国人が受け子に使われていることもあるようです」(Aさん)

それっぽいけど、やっぱり詐欺

「5月16日。大阪府枚方市、80代の女性が、銀行協会職員を語る男から電話で指示を受けました」(Bさん)

カードを変える必要があって、古いカードを回収するという内容で、コロナ禍で直接会えないので自宅の郵便ポストに入れておいてくださいという指示だったそうです。

「警戒中の捜査員が、金融機関のATMで、スマートフォンの画面を見ながら不審な動きをしているベトナム国籍の男、29歳を見つけ職務質問したところ、女性から騙し取ったカードを持っており、詐欺容疑で逮捕しました」(Bさん)

小高「いろんなこと考えますね」

塩見「銀行じゃなくて銀行協会。それっぽい名前を言われたら、なんかそうかなあって思いますよね」

小高「しかもコロナ禍で、礼儀とかマナーが違ってきているので『コロナ対策で』って言われると、そうなのかなって思っちゃう」

金融機関の職員や警察官が、大切なカードをポストに入れさせることは絶対にありません。不審に思ったら警察に相談をしましょう。

詐欺師は対応が早い

6月2日、関東地方に雹(ひょう)が降りました。群馬県高崎市での出来事です。

「高崎署は3日の日、市職員を名乗る人物が、住民宅を訪れて、被害状況の写真撮影を求めたり、保険で口座に現金が入るなどと説明していると情報があったと明らかにしました」(Cさん)

小高「雹が降ったら、すぐそういう詐欺を働く。対応が早いですねえ。対応が早いってとこだけは見習いたいですね」

塩見「お上こそ、なんとかしてくれよと言いたい人いると思いますよ。遅いとこういうことになりますから」

NHKの方から来ました

「私のメールボックスには毎日のようにいろんな迷惑メールが届きます。最近目立つのはNHKを装うメールです」(Dさん)

差出人が「NHKプラス」。件名が「NHKプラス、アップグレードサービスのお知らせ」。
文面は「アップグレードは無料で契約を結んでいる人は誰でもアップグレードする必要があります。いますぐアップグレードして特別な特典をお楽しみください」だそうです。

「メールに書かれているURLからのアクセスは絶対にダメです」(Dさん)

小高「怪しいかなと思うものは、そこにあるアドレスをクリックするのではなくて、電話やメールで、直接、その会社のお問い合わせをする方がいいですね」

酔っている時も注意

塩見「酔っぱらってると、つい押しちゃったりするんですよ」

小高「こういうものに限らず、酔っぱらってる時のメール返信は止めといたほうがいいね」

小高は、友達や会社関係に、酔っぱらってる時にメールをして、後で「ああっ」と思った時があったんだとか。

塩見「酔った時はスマホは見ない。私もそれでスマホを2台、変えたことがあります」

酔っている時に、何かをクリックしてしまうと、騙される以上にお金がかかることもあるようです。

「酔っぱらった時はポチッと押さない。それを心がけていただきたいと思います」と切実に訴える塩見でした。 
(尾関)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年06月29日10時02分~抜粋

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