つボイノリオの聞けば聞くほど

トルコ「ターキー」問題。「私は七面鳥から来ました」と翻訳されちゃった!

2022年06月20日(月)

ニュース

トルコのタイイップ・エルドアン大統領は、国連におけるトルコの国名を現在の「Turkey」(ターキー)から「Türkiye」(テュルキエ)に変更するよう要請し、国連はこれを受け入れました。
「ターキー」には、七面鳥のほか侮蔑的な意味もあることが原因だといいます。

音楽を起点に情報やニュースを届けるCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「トーマスの箱」のコーナー。

6月17日の放送では、フォークダンスでおなじみの「オクラホマミクサー」の歌詞ありバージョンの楽曲「藁の中の七面鳥」に乗せて、この話題について語りました。

七面鳥が逃げちゃった!

「藁の中の七面鳥」は、「七面鳥が藁の中に逃げてしまった!大変だ!捕まえよう!」という内容の曲です。

この曲を初めて聞いたという小高直子アナウンサーに、「オクラホマらしいじゃないですか。『超高速の中で僕は生きる』とか、そんなことは歌ってませんからね」と、つボイノリオ。

確かに、軽快な曲調にピッタリの、情景が浮かぶユニークな歌詞です。

さて、今回のテーマは「トルコの名称問題」。
番組で取り上げたこのニュースに寄せられた反響のおたよりを、つボイが読み上げていきます。

もともとはホロホロチョウ?

「以前、結婚して日本に来たばかりのトルコ人女性が、携帯の翻訳機能で自己紹介してくれたんですが、『私は七面鳥から来ました』となってしまいました」(Aさん)

便利な翻訳機能ですが、文脈から読み取ることまではできなかったようです。

「ホロホロチョウと七面鳥が似ていることで、ターキーになったんですか?」(Bさん)

アメリカ大陸が原産の七面鳥と、アフリカ大陸が原産のホロホロチョウはよく似た鳥です。ホロホロチョウはトルコを経由してヨーロッパに伝わったことから、「ターキー」と呼ばれることになりました。

その後アメリカから似ている鳥、つまり七面鳥が伝わったことで、こちらも「ターキー」と呼ばれることになったということです。

ペットの七面鳥が紛れ込んだ!

ホロホロチョウも七面鳥も「ターキー」だった。この事実にBさんは気がかりなことがあるようです。

「それではますますホロホロチョウに紛れ込んでしまったトゥルーディを必死に探さなきゃいけないことになりますね!」(Bさん)

つボイの大好きな話に「七面鳥の農場でオーナーが家畜用とは別にペットとして飼っていたトゥルーディが、出荷する七面鳥に紛れ込んでしまい、七面鳥を出荷できなくなった」という話があります。

たわけの語源は「ターキー」?

「たわけの語源が七面鳥とは初めて知りました!さすが歴史に精通したつボイさんですね」(Cさん)

「ターキー」という言葉には、「おバカな」「まぬけな」というイメージがついて回るらしく、トルコ人はこれを嫌がっているといいます。

このことについてつボイは、「ターキー、たーきー、たわけになったんですよ」と、もっともらしく解説していました。

もちろんこれはつボイ流の冗談。「いや、たわけの語源はですね…」と何人ものリスナーから指摘のおたよりが寄せられてしまいました。

「おじさんの思いつき!」

つボイ「これはもともとあったの。これからは私のが定説になって来るんですよ!」

小高「はい。ターキーからたわけは、嘘です」

つボイ「嘘じゃないです!」

小高「おじさんの思いつき!」

つボイ「回りまわって、いわゆるシルクロードを通って日本を通ってきた時には、ターキーが"たわけ"になったんです」

思いつきをかたくなに認めないおじさんに、笑うしかない小高でした。
(minto)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く
2022年06月17日10時18分~抜粋
関連記事
スズメ百まで「ケンカ」忘れず?スズメが取っ組み合いの大ゲンカをする理由 大型連休で困る医療機関休診問題。ネット経由の診療で解決? 肛門回りの毛を剃ったリスナーに起きた変化とは? 中日・中田翔選手が名古屋に来て困ったこと「〇〇が多すぎる!」 意外!タケノコをたくさん食べたら環境整備に?

番組最新情報