ジェンダー平等と言われても、いまひとつ難しい印象がありますが、マンガでやさしくストーリー仕立てになっていると理解しやすいものです。
6月15日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、「ジェンダー平等を描いたマンガ」についての話題です。
主人公は10歳の女の子たち?ジェンダー平等を描くマンガのメッセージ
10歳の女の子が主人公のマンガが出版
SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」について話し始める小高直子アナウンサー。
女性の置かれている立場、男女の立場や権利が対等であるか、格差があるかといった事情は、国によっても大きく違います。
男女の格差が大きいと言われている国では、女の子たちがどんな思いで暮らしているのでしょうか。
日本の女の子の事情はわたしたちにもわかりますが、他国の事情はどうなのかを想像させてくれる本が先日、出版されました。
やまじえびね著『女の子がいる場所は』(ビームコミックス/KADOKAWA)は、マンガで読みやすい短編構成になっています。
サウジアラビア、モロッコ、インド、アフガニスタン、そして日本と国も、宗教も、文化も、価値観も違う10歳の少女たちが主人公です。
女性の置かれている立場、男女の立場や権利が対等であるか、格差があるかといった事情は、国によっても大きく違います。
男女の格差が大きいと言われている国では、女の子たちがどんな思いで暮らしているのでしょうか。
日本の女の子の事情はわたしたちにもわかりますが、他国の事情はどうなのかを想像させてくれる本が先日、出版されました。
やまじえびね著『女の子がいる場所は』(ビームコミックス/KADOKAWA)は、マンガで読みやすい短編構成になっています。
サウジアラビア、モロッコ、インド、アフガニスタン、そして日本と国も、宗教も、文化も、価値観も違う10歳の少女たちが主人公です。
日本とは違う問題に直面する女の子たち
主人公たちは、それぞれの生活で“女の子だから”という言葉に直面します。
海外の女性たちは、一夫多妻、男女が一緒に学ぶことができない、10代で顔も知らない人と結婚させられるなど、日本とは異なる環境の中で暮らしています。
10歳の主人公たちは「どうして?結婚しないといけないの?勉強しちゃいけないの?」とシンプルな疑問を抱きます。
これらの違和感を、主人公たちが友達や周りの大人たちと話したり、考えたりしながら物語が進んでいくとのこと。
つボイノリオ「読みやすいね」
小高「絵柄もね」
どの女の子も、長い歴史の中で培われてきた女性の立場に関する考え方と、自分が希望する生き方とのギャップを感じ、自分がどうしたいのか、何をするべきなのかを考え始めます。
日本でも時折ニュースなどで報道されますが、あくまでも遠い世界の話だと片付けがち。こうしたマンガなら理解しやすくうってつけです。
海外の女性たちは、一夫多妻、男女が一緒に学ぶことができない、10代で顔も知らない人と結婚させられるなど、日本とは異なる環境の中で暮らしています。
10歳の主人公たちは「どうして?結婚しないといけないの?勉強しちゃいけないの?」とシンプルな疑問を抱きます。
これらの違和感を、主人公たちが友達や周りの大人たちと話したり、考えたりしながら物語が進んでいくとのこと。
つボイノリオ「読みやすいね」
小高「絵柄もね」
どの女の子も、長い歴史の中で培われてきた女性の立場に関する考え方と、自分が希望する生き方とのギャップを感じ、自分がどうしたいのか、何をするべきなのかを考え始めます。
日本でも時折ニュースなどで報道されますが、あくまでも遠い世界の話だと片付けがち。こうしたマンガなら理解しやすくうってつけです。
日本を舞台にしたお話も
もちろん日本のストーリーもあります。
日本の社会に染みついている「女の子なんだから」の数々を正しいと信じているおばあちゃんと、違和感を持っているお母さん、この2人のやり取りを聞きながら自分の考えを模索していく主人公。
三世代それぞれの思いの中で、主人公がさまざまなことを感じていくストーリーです。
どのお話も頭ごなしに男女差別は良くない、と主張するものではなく日常の中で抱くザラっとした違和感や、すぐには解決できなくても忘れてはいけないことに気づかせてくれて、淡々とお話が進んでいくとのこと。
小高「ジェンダーって何なの?ってくらいのところから入っていく型でも最初に読んでいいんじゃないかなって思うような読みやすい一冊です」
つボイ「(マンガに)魅入ってしまいましたよ」
著者のやまじえびねさんは、1980年代に少女マンガ雑誌『LaLa』(白泉社)でお馴染みの作家。
小高曰く、自分が「LaLa」を読むのを卒業した後に活躍されたマンガ家なんだとか。
若い人だけでなく、中年以降の方でも懐かしいと手に取りやすいのではと締めくくりました。
「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
日本の社会に染みついている「女の子なんだから」の数々を正しいと信じているおばあちゃんと、違和感を持っているお母さん、この2人のやり取りを聞きながら自分の考えを模索していく主人公。
三世代それぞれの思いの中で、主人公がさまざまなことを感じていくストーリーです。
どのお話も頭ごなしに男女差別は良くない、と主張するものではなく日常の中で抱くザラっとした違和感や、すぐには解決できなくても忘れてはいけないことに気づかせてくれて、淡々とお話が進んでいくとのこと。
小高「ジェンダーって何なの?ってくらいのところから入っていく型でも最初に読んでいいんじゃないかなって思うような読みやすい一冊です」
つボイ「(マンガに)魅入ってしまいましたよ」
著者のやまじえびねさんは、1980年代に少女マンガ雑誌『LaLa』(白泉社)でお馴染みの作家。
小高曰く、自分が「LaLa」を読むのを卒業した後に活躍されたマンガ家なんだとか。
若い人だけでなく、中年以降の方でも懐かしいと手に取りやすいのではと締めくくりました。
「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
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