つボイノリオの聞けば聞くほど

むかつく相方、しゃぶしゃぶは誰のもの!?

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の人気コーナー「むかつく相方」。

妻から夫への怒りのメッセージが多いこのコーナーですが、6月16日の放送では男性の投稿が集まりました。
夫のうっぷんが溜っているのでしょうか。それとも妻が強すぎるのでしょうか。

つボイノリオと小高直子アナウンサーがおたよりを紹介します。

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聖子ちゃんのコンサート

誕生日の中でも特別な日があります。

「6月17日は私の60歳、還暦の誕生日です。誰も祝ってくれそうもないので、自分で青春のアイドル松田聖子のコンサートチケットに応募しました。嫁さんも聖子ちゃんのファンなので。

運よく大阪城ホール(公演)に当選。嫁さんと行こうとした昼食はニューオータニの鉄板焼。コンサートの後は法善寺横丁の料亭に予約。

聖子ちゃんのチケットを嫁さんに見せて、『レストランも予約したよ』というと、『えーっ私の大好きな聖子ちゃん、うれしい!親友のまゆみちゃんと行くわ』。

私は留守番らしいです。どうなっとんや」(Aさん)

小高「でもね、こういうコンサートって、お互い好きな友達と行くのが一番盛り上がって楽しいのよ」

つボイ「わかるけど、その時は自分で取ったらええのや」

Aさんの還暦のお祝いは行われたのでしょうか、気になります。

嫁を迎えに

Bさんも優しい夫です。

「先日、嫁がママ友と飲みに行きました。電話したら『迎えに来て欲しい』と言います。私は飲まないので『いいよ』と言いました。

夜10時頃電話が来て、車で指定されたところに行きました。
が、見渡してもいません。電話しましたが出ません。LINEしても既読つきません。
心配になること1時間。電話がかかってきました。

『今からお店出るわ』
『迎えに来いと言って電話に出ないってどういうこと?』
『しゃあないじゃん。音切ってるから』
『迎えに来いと言っておいて、音切るってどういうこと』
『車出せ、早く帰りたいわ』

酔っ払いに口論は無理だなと思いました。タクシーの運転手さんは毎晩こうやってつらい仕事をしてるんと違うかな、と感じつつ家に着きました。
『ご苦労』という労いのひと言を、こちらを向かず背中越しにかける嫁でございました」(Bさん)

小高「お酒が入っていると時間が早いよね」

つボイ「同時に待ってる時は時間が長いよね」

小高「隔たりがどんどん大きくなる」

しかし、Bさんも優しいです。愚痴は言っても、あまり怒りは感じられません。

怒りのしゃぶしゃぶ

食べ物の恨みは恐ろしいものがあります。

「会社の奥さんから牛肉をいただきました。普通では食べられない高級牛肉。息子を誘い、しゃぶしゃぶをしました。

肉は30枚ほどありました。義ババと嫁が5枚で、僕と息子が10枚でいいかなと思いました。
我が家はキッチンで各自がしゃぶしゃぶして持ってきてテーブルで食べる方式です。息子は『これはうまい、最近こんなうまい肉食べてなかったから呼んでくれてありがとう』と喜んでいます」(Cさん)

ほのぼのとした光景ですが、ちょっとした異変が起きます。

「僕はみんなと見るテレビ番組が違っていたので、肉を5枚ほどしゃぶしゃぶして、自分の部屋で晩酌をして食べました。
あとの5枚をしゃぶしゃぶしようとキッチンに向かい、肉のあった場所を見ると、なんと肉が1枚もないじゃないですか!

『うっそやろ、肉が1枚もない!』と心の底から怒りが。

そしたら、息子が『あ、ごめん』と言いやがりました。そうなんです、息子が僕の分まで食べたのです。『ばあちゃんが全部食べていいよというから食べちゃった』と。
なに、ババアがいいと言ったのか、と心の中で義ババを恨みました。

僕がいただいた高級の牛肉です。何が一番腹が立ったかというと、僕の存在がちょっと別の部屋に行っただけで消えていたことです。
このしゃぶしゃぶは5枚はゴマで食べて、あとの5枚はポン酢で食べるつもりだったもの。ゴマしゃぶだけで終わったじゃないか。悔しくて眠れません」(Cさん)

小高「しゃぶしゃぶのお肉に名前でも書いてあるの?」

これは単にしゃぶしゃぶの問題ではなく、存在をないことにされたというCさんの尊厳にかかわる事件ではないでしょうか。

若い男性の不安

と、なぜか年配と思しき男性からのおたよりが続きましたが、これらをいつも聞いている若い男性からのおたよりも届きました。

「僕はひとり暮らしをしているので少し寂しい気もします。普段からむかつく相手がいる人はちょっとキツイだろうとも思いますし、いつか結婚したら奥さんと仲睦まじくやっていこうと思いますけど、うまくいくのでしょうか」(Dさん、21歳学生)

つボイ「21歳学生さんが、このコーナーを聞いて不安になっています」

小高「このコーナーを聞いて学ぶのですよ」

つボイ「つまり、牛肉もらっても息子は呼ばないと?」

小高「違う違う。息子に喜んで譲る」

つボイ「あら、なんで譲らなあかん?」

本当に世の中は弱肉強食です。弱いものはこうやっておたよりを書いて発散するしか手立てはないのです。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年06月16日10時02分~抜粋

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