つボイノリオの聞けば聞くほど

名古屋駅の名所が消える…謎の大きな銀色のモニュメント

名古屋駅前には、大きくそびえ立つ銀色のモニュメントがあるのはご存知でしょうか。

これを見て「名古屋にやって来た」と実感する方もいれば、「これって何を表したものだろう」と疑問に思う方もいるでしょう。

このモニュメントは「飛翔」という名前ですが、実は6月6日から撤去作業が開始されます。

5月31日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、杉良太郎さんの曲『飛翔』をバックに、パーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーがこの話題を紹介しました。

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名前は「飛翔」だった

「飛翔」が撤去されるのは、リニア中央新幹線が開業するのに合わせて名古屋駅の東側駅前広場が再整備されるため。

6月下旬から7月上旬にかけてクレーンを使って上部の約10mを撤去した後、9月下旬までに残りの部分を取り去る予定とのことです。

「飛翔」はステンレス製で直径21m、高さ23m。市制100周年記念で1989年(平成元年)に設置されたモニュメントで、6月6日の夜からは高さ約1.8mの仮囲いを設置するため、見ることができるのは6日夕方までとなります。

撤去された後は大きな広場になる計画ですが、モニュメントは名古屋市港区の市有地に保管されるとのことです。

30年見慣れたモニュメントが…

このニュースに対し、30年以上見慣れたものがなくなるというのは寂しいという意見が多数、番組宛てに届いています。

「田舎者の私が『飛翔』をテレビで観て、つボイさんの番組のおかげで名古屋に行くことができて、名古屋駅で『飛翔』を見て『あっ!これか』と感激した作品です。

名物的なもので(撤去は)惜しいなと思いました」(Aさん)

「平成の時代の始まりとともに誕生した『飛翔』という作品。
令和の時代とともに無くなるのは寂しい限りですが、今後名古屋駅周辺がどのような風景に変わっていくのか、楽しみでもあります」(Bさん)

名古屋人なら知らない人はいないというほどの「飛翔」ですが、地元でも意外と名前を知らない人は少なくないようで、このニュースであらためて知ったということもあるかもしれません。

「何だかわからないと思っている人も多い『飛翔』ですが、33年名駅を通る人を見てきたモニュメント。それが今度なくなりますね」(Cさん)

小高「『名駅のねじねじ』とか『ぐるぐる』とか、『トッキントッキン』とか言われてたらしい」

設計した人は誰?

「飛翔」は円すいのような形をしていますが、これは一般公募で選ばれたそうで、建築家の伊井伸さんが設計されています。

横から見た模様は「縄」、つまり縄文式土器を表していて、形が広がっているのは過去から未来に向かって市民が大輪になって新しい街づくりをすることと、21世紀に名古屋から世界へ情報発信することを示しているのだそうです。

また、伊井さんは「飛翔」の他に岐阜県八百津町の人道の丘公園も手がけられています。

つボイ「伊井さんという名字も珍しく、安政の大獄の井伊直弼ではない。字が逆になってます。
だから『いい』という名前もいろんなパターンがあるようですよね」

小高「『みんな違って みんないい』ですかね」

最後は金子みすゞの詩とかけて、このコーナーを締めました。
(岡本)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年05月31日11時35分~抜粋

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