つボイノリオの聞けば聞くほど

ラーメンの海苔はいつ食べるのが正解?

5月27日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』に、リスナーAさんから「ラーメンの海苔はいつ食べるのが正解でしょうか」というおたよりが寄せられました。

「放っておくとしなしなになってしまうし、最初に食べるのもなんか違う気がする。気になってなかなか寝られない」とお悩みのAさん。果たして世の人々は、ラーメンの海苔をいつどのように食べているのでしょうか。

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海苔を失った喪失感

「最後まで残して、しっかりスープを吸ってくたくたになったことが好き」と小高直子アナウンサー。しかし「気を付けないといけないのは、あまりくたくたになりすぎると溶けてなくなるときがある」んだそう。

小高「そこはしっかり見極め、注意しながらラーメンをすすって、時々海苔を観察しながら、しっかり浸ったころに食べるのが好き」

一方、つボイノリオは?

つボイ「ラーメンの海苔って結構おいしいんで。最初食べるとパリパリして、海苔の風味もしっかり味わえるわけです。しかし食べてしまったあと、なにかポッカリと心に穴が開いて『この先どうしていったらいいだろう』みたいな喪失感に襲われるわけです」

この絶望を抱かないようにするため、つボイには秘策があるようです。

金があれば乗り越えられる

「皆さん方には縁のない話かもわかりませんけどねぇ…」

つボイの声色が紳士風に変わりました。

つボイ「私ぐらいの金持ちなら、『海苔トッピング』というやつが(笑)付いてくる1枚だけではなくて、丼のふちにダァー!っと貼り付けてあるやつ。莫大な金額をバーンと払うと、皆さん方の悩み、そんなことは全然感じなくて」

小高「ついでにチャーシューもバーン!トッピング」

つボイ「そこまではいかん(笑)」

自他ともに認める大金持ち・つボイをもってしても、トッピングはどちらかに限られるようです。

つボイ「パリパリのうちに1枚食ってもまだあるぞ、やわ。金があればなんでも乗り越えられる、ということですよね」

小高「セレブコーナー!」

番組後半、この「ラーメンの海苔いつ食べるか問題」についてリスナーから多くの反響が寄せられました。

「君たち、がんばってる?」

「パリパリの部分はパリパリのまま先に食べて、お汁に浸かってしんなりとしている部分は麺を半分くらい食べたあとに食べます。1枚で2度おいしい食べ方ができるんです」(Bさん)

「最後の〆に麺と一緒に食べます」(Cさん)

「僕はセレブではないので、大切に食べます」(Dさん)

Dさんのこのおたよりが、つボイの自尊心をくすぐります。

つボイ「海苔が1枚しかない人を見ると、『君たち、がんばってる?』という感じで食べるんですよ。この人は大事に大事に食べるんですね」

Dさんの海苔の食べ方はこうです。

「まず、ラーメンを3~4口食べて空腹を落ち着かせてから、スープに浸かってる部分の海苔を食べます。残った量の半分を食べたあと、残りの海苔を食べて、ラーメンを食べきります」(Dさん)

「海苔の食べ時」は人生のテーマ

「あの珠玉の名作映画『タンポポ』の中に、ラーメンの食べ方の作法があって。チャーシューの食べ方はありますが、海苔にいたっては『黒々と湿り始めた海苔』としか表現されていません。ホロホロになる前に食べたほうがいいのかな」(Eさん)

「海苔の食べ方は、東海林さだおさんのエッセイにもありました」(Fさん)

つボイ「テーマなんですよ!人生の。ぶちあたった時に先人たちはどうしたか、ということを知らないかんですよ」

小高「こだわりがそれぞれあるからね」

「海苔でもチャーシューでも、少ないとタイミングをはかったりして扱いが丁寧」(Gさん)

つボイ「チャーシュー麺は、チャーシューに対して非常にぞんざいな態度になるんですね。それは私も反省です。海苔もぞんざいに食べ過ぎた」

金に糸目をつけない海苔トッピングで、その存在をないがしろにしてきたと自身を省みるつボイ。

これもSDGs?

つボイ「少ないからこそ、これをどうするかという食べ物に対する気配り、優しさ、SDGs」

小高「SDGsじゃないです(笑)」

つボイ「やっぱそうやな。金にまかせてトッピングしてもいかんな、という気持ちでもあります」

「れんげにスープと海苔を巻いた煮玉子で食べます。めちゃめちゃおいしいです」(Hさん)

Hさんのおたよりは、残念ですがテーマから少しずれています。今回問題になっているのは、その煮玉子を巻いた「海苔」を「いつ食べるのか」ということです。

小高が海苔巻き煮玉子を食べるタイミングは、「麺を3分の2ちょい食べて、あと数口でラーメンが終わる」というころ。

つボイは「麺も全部食べ終わった時」。意見が分かれました。

「お別れの儀式」の弱点

小高「でも、ラーメンを食べたんだから、最後はラーメンで終わりたくない?」

つボイ「ラーメンは食べ始めから終わりまで、延々ラーメンの味が続くんですよ。『ラーメンさん、さよなら』という気持ちで、海苔と煮玉子で口の中を一掃する」

つボイ流、ラーメンとのお別れの儀式。しかしこの方法には弱点がありました。

小高「最後に食べるとね、玉子の黄身と海苔が歯にくっつくのよ」

人生は何事においても問題が山積みのようです。
(minto)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年05月27日09時00分~抜粋

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