つボイノリオの聞けば聞くほど

大河ドラマで腑に落ちる?長男夫婦との対立は壇ノ浦の戦いだった

普段は嫁と姑の直接対決を紹介する『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)の「嫁姑のコーナー」。

5月18日の放送では、単純に嫁姑の関係だけではない投稿が相次ぎました。
つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介していきます。

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母の日のプレゼント

「今日は母の日です。義理の母へのプレゼントは配達指定日に発送済み。また当日夜、電話で話をすることになるでしょう。
私にとって問題なのは、息子夫婦からプレゼントが届くかということ」(Aさん)

つボイ「今度は自分が姑の立場です。私は嫁としてきちんとやってる。さあ、姑の私にきちんとしてもらえてるか?いう話や」

「入籍したのが2年前の11月。それから最初の母の日である去年は何も届きませんでした」(Aさん)

つボイ「1回目はバタバタしとるし、嫁ちゃんもわからんで、まあ届かんでもええわ。ところが今回は2回目の母の日や」

小高「期待はしてるわけだな」

嫁ではなかった

「入籍をするまでは離れて暮らしていても、ちょっとしたプレゼントは届いたりしていたんです。嫁のことしか考えれへんのか?」(Aさん)

つボイ「嫁が届けるんじゃなくて、息子が、お母さんどうや?いうことやわ」

小高「実の息子に、あんたが私にくださいよ、ということね」

実はAさん、毎年、母の日には息子からプレゼントをもらっていたのが、息子が結婚したとたん途絶えていたのでした。

「挙式披露宴をしたのが去年の11月。ですから、今年こそスルーは許しませんぞ」(Aさん)

嫁に取られた?

Aさんの事例は、嫁姑の直接対決ではなく、息子が結婚したことで、母親に来ていた愛情が嫁の方に行ってしまったというパターンです。

小高「今までプレゼントをくれてた息子が結婚した途端、くれなくなるのはムカつきます。ハイ」

つボイ「リアルな言葉が出てきましたよ。20何年前は出てこん言葉やったけど、年月とともに変貌を遂げていきますですねえ」

年とともに変わっていく小高に関心するつボイ。

小高「妻だけしか見えなくなっている我が息子に、ちょっとイラっとしますなあ」

「バカ息子は、私の誕生日を平気で3日ぐらい間違えても、おめでとうのメールをくれてました。例え私の誕生日を忘れても、世界的行事の母の日をスルーし通すかどうか?私は今から一人でそわそわしています」(Aさん)

姑の成長と女子アナの成長

母の日を迎える前、Aさんからのおたよりが何度が寄せられていました。それを聞いた友人からは、「立派な姑になったね」と連絡があったそうです。

「昔は息子から、母の日にプレゼントが届いていたのに、結婚してからパターっとなくなったのは、嫁が一番になった息子のせいなのか?気が利かない嫁のせいなのか?と感情に任せて送ったメールを採用していただき、私の気持ちも少しは晴れました。

お嫁ちゃんから食事を誘ってもらうリスナーさんがいたことが羨ましいです。
姑らしく文句ばっかり言ってないで、食事を誘いたくなるような姑になれるよう、心がけたいと思います。無理かな」(Aさん)

つボイ「書いたことで、ちょっと落ち着いたいうことやわ」

小高「そういうのってねえ、またムラムラムラムラッとこう…」

つボイ「今のムラムラの表現は、私はようやらん」

小高のリアルな表現に、またも関心するつボイです。

小高「お嫁ちゃんも遠慮してるのかもしれないし、ここは自分の方からお食事誘ってみるとか、いろいろやってみるといいかもしれないですよね」

リアルなアドバイスをする小高です。

長男夫婦との対立

続いての投稿も自身の息子にまつわるもの。

「夏に入籍し、結婚式を挙げないという長男夫婦の考えから始まり、いろんなことで私たち夫婦の意見を聞き入れません。たびたびこのコーナーにも不満をぶつけてきました。

さて、昨日大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を観ていた時、合点がいきました」(Bさん)

その日の内容は壇ノ浦の戦い。義経が平家の船の漕ぎ手を狙う作戦で勝利。これは海上の戦ではルール違反です。

つボイ「そんなことをしたら、末代までの笑いものになりますぞ」

芝居がかって言うつボイ。

つボイ「笑いたいものは笑わせておけ、と言いながらプシューン、プシューン、プシューン。漕ぎ手を失ったらエンジンが壊れた船みたいなもの。動きがとれえへん」

小高「だから漕ぎ手は狙わないという了解があった」

ありがとうを伝えたい

「みんなが注意しても、若い義経にとって『古臭いルールなんて関係ない』という感じでした。まるで若い長男夫婦を見ているようでした」(Bさん)

小高「そうか?」

長男夫婦を歴史上の戦いに例えた投稿に思わず声を上げる小高。

「結婚式や親戚付き合いや墓参り。嫁にとっては古臭いルール。私が戦前生まれの舅姑に従ってきたことは嫁には全く関係ないのだと、壇ノ浦の義経で悟りました」(Bさん)

いろいろ悩んだ新米姑から卒業できそうだというBさん。最後に、この人へ感謝の言葉。

「なんだか心が軽くなりました。義経ありがとう」(Bさん)

小高「悟りを開いて一枚皮がむけた。今までの姑とは違う、新姑になった感じですよね」

大河ドラマを、こうやって見る人も珍しいのではないでしょうか。 
(尾関)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年05月18日10時02分~抜粋

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