つボイノリオの聞けば聞くほど

成績表を見せたくない子と見たい親の仁義なき戦い

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の名物コーナー「バカ息子・バカ娘」。

4月13日の放送では季節を感じるおたよりが寄せられました。
成績表や春休みなどのこどもたちの呆れるエピソードを、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介していきます。

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成績は放送局

「修了式が終わり、娘は春休みに入りましたが、なかなか通知表を出してきません。
昨日ようやく持ってきたと思ったら、渡してすぐに自分の部屋に閉じこもってしまいました」(Aさん)

評定は1~5の5段階。その中で、各教科に学習の記録欄があるそうです。
「知能・技能」「思考・判断・表現」「学習に取り組む態度」という項目。そこはABCの三段階評価だったそうです。

「私の頃は△、○、◎だったような気がするんですが、CBCという放送局みたいな文字が並んでました」(Aさん)

小高「Aはないのかな?」

つボイ「朝日放送(ABC)じゃない。うちはCBC」

小高「Cの方が多くてゴメンね」
 

つボイノリオがこどもの頃

こどもの頃のつボイは、親が通知表の話題に触れないように、とにかく話をしたんだそうです。

「今日さあ、田中君がさあ、学校で…」と再現するつボイ。

小高「でも新学期は、保護者印押して持ってかな行かんことなかった?」

つボイ「夕飯に一回話逸らせて、親が寝静まった時、判子はどこやといって、ゴソゴソ空き巣みたいにやったことがありました」

小高「ちゃんと見せなきゃダメだよ」

つボイ「いまやったら知恵がついて、ちょっと小遣い貯めたら、100円ショップへ行ったら三文判みたいなやつがあるやん」

小高「ダメです。嘆く前に勉強しような」
 

成績表を出さない息子

3月31日に寄せられたおたより。

「4月から中三になる息子。ずっと成績表を出してこなかったんです。
鞄は三学期の修了式から帰ったまんま居間の隅に置きっぱなしで、全然片づける気さえありません」(Bさん)

つボイ「豪傑ですね」

「カミさんも、ええ加減に片づけて、成績表出しなさいと、毎日、ガミガミ怒ってました」(Bさん)

つボイ「この子は話を逸らしてるんじゃなくて、親の言葉をまともに受けてる。親が、早よ出さんかい、言うのをグーッと受けて耐えてるわけや」

小高「そこは耐えなくていいんだけどね」

Bさんは、よっぽ悪いので見せたくないんだろうなと思っていたそうです。

小高「大学辺りになってくると保護者宛に送られてきたり、ネットで届いたりしますよ。小学校のうちから正直に言うことを覚えとこうね」
 

母と子の終わらない会話

Bさんのおたよりは続きます。

「そんな息子も昨日やっと片づける気になりまして、鞄の中身を全部出して、要るもの、要らんものを分けて、成績表を出すのかと思って見ていると…」(Bさん)

以下、Bさんの息子と奥さんのやり取りです。

子「ないわ」
母「はあ?」

子「成績表ない」
母「ないって何それ?」
子「だからさあ、成績表がないの!」

何故かBさんの息子はここでキレたそうです。

「キレた方が勝ちです」というのはつボイの意見。

その後…

母「ないってどういうこと?」

Bさんの奥さんもキレだして…。

子「ないからないって言っとるんやん。わからんの?」

母「わからんの?やないわ」

「しばらくこのやり取りを繰り返しておりました。私はぼんやりと、学校に行って再発行してもらったらすぐわかるこっちゃと思ってましたけどもね」(Bさん)
 

成績表を失くすのは誰?

Bさんの投稿から、自分のことを思い出す小高。

小高「あんまりガックリな成績表だと、親が成績表を大事にする気が失せて、新学期にはなくしてる時もある」

あまりにひどい成績は、親として抹殺したくなるのかもしれません。

小高は実際に失くしたことがあったそうです。
酷い成績をとったこども。その成績表を失くす親。
その事実があまりにも不憫で、自分が失くしたことを言い出せなかったんだとか。

小高「連絡帳に書いたことありますよ。親である私が失くしました。申し訳ございません」

つボイ「あのこどもにして、この親ありや」

小高「すいません」
 

子供あるある

「今日から我が家のバカ息子も新学期が始まります。昨夜『登校の準備はしてあるか?』と確認すると、『今からしようと思ってた』と、渋々やり始めました」(Cさん)

小高「もうやる気なくなった、とか」

つボイ「『今からしようと思ってた』と逆ギレする。このフレーズ、誰が教えた?日本全国のこどもにはくまなくあるやん」

「今からしようと思ってた」と言いつつキレるのは、こどもあるあるでしょうか。
 

一行日記の達人

Cさんのおたよりはこう続きます。

「宿題に判子押して、と春休みの行動記録を渡されました。中身を確認すると、一行日記の欄があります」(Cさん)

小高「日記は大人でも続かないことがあるから」

つボイ「文章の訓練がされてないと、なかなか文章って書けんもんですよ。だから一行でええよ、いうことや」

「そこには、晴れていた。曇っていた。雨が降った。晴れていた。晴れていた。晴れていた。おい、これが一行か。これでは天気記入してるだけやないか。これには嫁さんも怒りまくっておりました」(Cさん)

春には春のバカ息子がいました。 
(尾関)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年04月13日10時01分~抜粋

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