つボイノリオの聞けば聞くほど

新生活のこの時期に忍び寄る…詐欺の魔の手

4月といえば、新生活が始まるシーズン。

新入生や新社会人、転勤など環境が変わる時期ですが、そのようなタイミングで詐欺に引っかかることが多いため要注意です。

4月4日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、パーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーが、リスナーから届いた詐欺の実例をつづったおたよりを紹介しました。

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最新ニュースに便乗

ネットでは詐欺が横行していますが、特にメールやSNSは注意が必要です。
Aさんの自宅のPCには、以下のようなメールが届いたそうです。

「ウクライナで起こっていることはご存知ですよね。罪のない人たちが爆撃により命を落としています。
私たちにできることはないでしょうか。みなさんのご支援をお願いいたします」

過去に寄付を行った団体にメールアドレスを登録したのならまだしも、なぜメールアドレスを知っているのかということを考えると、怪しいことに気づきます。
 

ネットバンキングの罠

最近はインターネットバンキングが浸透していますが、こちらも詐欺の狙いどころとなっています。
Bさんに寄せられたメールはこんな内容だったそうです。

「〇〇銀行をご利用いただき、ありがとうございます。
アカウントに不適切なログインが検出されたため、アカウントの制限を許可し、24時間以内にアカウントのセキュリティを確認し、プロパティの安全性を確保してください。

最近、詐欺事件が多発しており、お客様の口座のセキュリティを確保するため、銀行のセキュリティシステムをアップグレードしました。
お早めに個人情報の更新を完了してください。ご不便をおかけしますが、よろしくお願いします」

Bさんによれば、この文言に続き「お手続きはこちらから」とリンクが貼られていたとか。

日本では資産に対して「プロパティ」という言い回しはあまり使いませんし、個人情報の更新を促すのは、システムをアップグレードしたからなのか、不正ログインが検知されたのかがよくわからないなど、ツッコミどころが多い文章。

ただ横文字を並べられ、「不適切なログインがあった」と言われると焦ってしまうのは、仕方がないもの。

この場合は、実際に銀行の支店に確認するか、銀行の公式サイトで詐欺に関する情報が載っていますので、落ち着いていったん確認した方が良さそうです。
 

まだまだ続く給付金詐欺

そして、昔からあるのが給付金に関する詐欺です。
Cさんにはこんな音声が流れる電話がかかってきたそうです。

「厚労省からの連絡です。まだ特別支援給付金をもらっていない方にご連絡しております。まだの方は#〇〇番を押して、お話ください」

「私自身が給付金をもらう対象でもないし、わざわざこんな連絡があるはずもないし、絶対おかしいと思って、電話を切りました」(Cさん)

つボイ「『本当にあるかもしれませんので』ということが心の中にある方は、本当の厚労省のサイトに行って、確かめてみるのもいいと思います」

電話やメールの中で言われている電話番号やサイトのアドレスだと偽物の可能性がありますので、別途自分で検索し直して、厚労省や自分が住んでいる市町村の役所に問い合わせることで被害を防ぐことができます。

怪しいメールなどが来た時は、どうか慌てず、冷静に対応しましょう。
(岡本)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年04月04日10時02分~抜粋

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