つボイノリオの聞けば聞くほど

「何もない」なんてとんでもない!佐賀県の魅力

『つボイノリオの聞けば聞くほど』で毎週金曜に放送されているコーナーが、「誰かとどこまで~およそ七円の旅」。

毎週、日本や世界のとある場所を取りあげ、その土地に関する情報や思い出などのおたよりを紹介していますが、3月25日放送でのテーマは佐賀県でした。

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おいしい食べ物が豊富!

佐賀といえば、かつてはなわさんが『佐賀県』という曲で、自身の出身県を「何もない田舎」といったような感じで自虐的に歌っていました。

1990年前後に吉野ヶ里遺跡ブームがあったものの、失礼ながら遺跡ぐらいしかイメージが湧かないという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、番組宛てには佐賀の魅力を伝えるおたよりがたくさん届きました。

「昨年結婚した娘のお婿さんが佐賀出身ですが、恥ずかしながら九州の中では目立たない県と思っていました。

しかし知ってみると、魚貝・お肉・野菜・果物などおいしい食べ物が豊富で、温泉もあり一度ゆっくり訪れてみたいです」(Aさん)

食べ物といえば、次のようなおたよりもあります。

「九州出張が多かったので、佐賀県には何度も行ってました。

呼子のイカ刺しが、これがまたおいしい!

刺身で残ったものは天ぷらにして揚げてくれたりしました」(Bさん)

呼子は佐賀県の北に位置していて、海に面した場所。

新鮮な魚介類が並ぶ朝市は、石川の輪島、千葉の勝浦、岐阜の飛騨高山と並び、日本でも有名な朝一として知られています。
 

九州にあるナゴヤ?

『聞けば聞くほど』は名古屋から放送していますが、名古屋と佐賀の意外なつながりがあるそうです。

「佐賀県からいつも聞いていますが、私の住む唐津にもナゴヤがあるのはご存知でしょうか。

豊臣秀吉が朝鮮出兵のために名護屋(なごや)城を拠点としていて、10万人もの人がいた大都市だったといわれています。

秀吉が亡くなった後はあっという間に衰退して、寂しい感じになってしまいました。

昔、名古屋のラジオをよく聞いていました。
CBCは地元のRKBラジオと混信してしまい、あまり聞けませんでしたが、今はradikoで聞けるようになり、良い時代になりました」(Cさん)
 

重要な人物を多数輩出

ここでつボイが、とかく「存在感がない」と言われる佐賀について反論しました。

つボイ「『こんな小さかったら、福岡や長崎とくっつけてしまえばええわ』いうわけにはいかないぐらい、重要な県なんですよ。

いわゆる官軍に対する賊軍にあたるところは、明治維新の時に線引きされてしまったんですよ。

だから、八戸の人は青森県になったけど、岩手の方に陳情に行きたいぐらいの気持ちが今もあるぐらいで、いい加減に扱われている地域もあるんです。

でもここは、小さくても残さないかんという県でして、明治維新にはすごい人がいろいろ出ています。

まず明治維新になる前は鍋島閑叟(かんそう)という有名なお殿様がいて、この人は大変開明的なお殿様で、いろんな科学技術の実験研究をした人で、それによって大隈重信や副島種臣、大木喬任、江藤新平、日本赤十字の父・佐野常民、七賢人といわれる島義勇という人がいたところで、他のところにくっつけるものではないぞといって、ずっと佐賀県があるわけでございます」

歴史好きの方なら、佐賀から多くの重要な人物が輩出されたことはご存知かもしれませんが、調べてみるとさらに佐賀の奥深さが学べそうですね。
(岡本)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年03月25日10時53分~抜粋

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