つボイノリオの聞けば聞くほど

キャンプ場でSDGsを考える。楽しみながら学べる大切さ

勉強よりも楽しみながら体験したことの方が、後々になって身についていたという経験をした人も多いのではないでしょうか。

3月23日に放送されたCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』「SDGsのつボ」コーナーでは、「糸島SDGs Village 地球MIRAI」について紹介されました。

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SDGsのテーマを学べるキャンプ場

SDGsには17の大きな目標がありますが、その中のひとつに、環境に関する目標があります。「13.気候変動に具体的な対策を」「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」といったことを遊びや体験を通して学べるキャンプ場が福岡県糸島市にオープンしました。

「糸島SDGs Village 地球MIRAI」は、未来のこどもたちに今のままの地球を残したいという思いを持ってスタートした糸島SDGs Village計画の第一歩だそうです。

自然の贈り物をテーマに、地域の大学やアーティスト・環境活動家そして地元に住む人たちの協力で作られました。
 

自然を感じられる宿泊施設と食事

宿泊施設は4つのドームテントと、空中テントから成り立っているそう。

ドームテントにはそれぞれテーマがあり、漂流物アートのお部屋・青い海のお部屋・バリ、神秘のお部屋・熱帯雨林のお部屋となっており、全ての部屋からは海が見渡せるオーシャンビューになっています。
写真を見た小高も思わず「すごく素敵な空間」と漏らすほど。

面白いのが空中テント。
ハンモックのように空中に浮かせた三角形に似た形のテントで、森林浴を楽しみながら過ごせるようになっています。あまり他では見ることのない形状で、楽しめそうです。

食事では、フードロスに向き合ったBBQメニューとなっており、形や厚みなどが不揃いで規格外となったお肉のコースや、害獣として駆除されるイノシシの命を無駄にすることなくいただくジビエBBQコースなどが用意されています。
使う食器は有田焼や唐津焼など、九州を代表する陶器を使用。

つボイノリオ「九州はいい焼き物あるもんなぁ」

小高「陶器を作る時に小さなシミやキズ、色の変化などで捨てられてしまうものをここで使うそうですよ」

紙コップや紙皿の使用を減らしながら、地元の窯元を支援していこうという試みとなっています。
 

楽しみながら学べることの大切さ

楽しいことでSDGsの様々な目標に繋がっているのがいいと話す小高に、つボイも納得。

つボイ「楽しくて後で振り返ったら『こういうことだったのか!』ってのがいいですよね。お説教じみて『ここではこういうことを学びますよ』じゃなくて」

小高「お勉強型もいいんですけど、楽しいって気持ちは本当に持続可能ですよね」

このキャンプ場は、糸島SDGs Village計画のひとつで、今後5年かけて泊まる・食べるの他にも、貢献する・つくる・学ぶ・体を動かすの6つの事業を展開していこうと計画しています。

例えばビーチの清掃活動、森の保全のために竹の伐採、生き物の観察、地域の大工・漁師から自然との触れ合いを教わる体験など、遊びを通して色々な面からSDGsを考えることができるところとなっていきそうです。どんな施設に育っていくのか楽しみですね。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年03月23日11時34分~抜粋

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