つボイノリオの聞けば聞くほど

国際女性デーで明らかになった日本でのジェンダーギャップ

3月8日の「国際女性デー」に伴い、様々な調査結果が発表されてニュースで見た人も多いでしょう。

日本の女性は世界と比べ、いったいどれくらいの差があるのでしょうか?

16日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、「ジェンダーギャップ」について紹介されました。

[この番組の画像一覧を見る]

国際女性デーをきっかけに様々な調査結果が発表

8日の国際女性デーでは、ジェンダーに関する調査なども発表され、日本が国際的な視点で見た時にどの位置にいるのかも明らかになりました。

例えば、世界銀行が世界190の国と地域で調査した「経済的な権利を巡る男女格差」では、日本は103位で。

また、イギリスの経済雑誌『エコノミスト』が先進国29ヵ国を対象とした男女間の賃金格差や女性の管理職の割合など、10の指標に基づいて出した女性の働きやすさの最新ランキングでは、なんと下から2番目の28位という結果に。
 

今では考えられない仕事・給与格差

まだまだ男女格差があると感じざるを得ない調査結果のニュースが続く中、リスナーからの投稿が紹介されます。

「入社28年、最近は仕事してますが入社して10年くらいは働いていませんでした。一般職でしたし、どれだけ頑張っても男性の半分しか給料がもらえません。補助としての仕事でしたので、暇で暇で…。

毎日『つボイノリオの聞けば聞くほど』などのネタを考え、小遣い稼ぎとして懸賞応募を生業としておりました。

離婚してひとりで生きていかなくちゃと思ったものの、何もできない私は焦りましたが、『今手が空いてます。仕事募集中!』と小さな垂れ幕を立てました。
頼まれる仕事をせっせとこなしていましたが、得意な仕事をちょっと工夫してやってみると好評で少しずつ私の働き方が変わり始めました」(Aさん)

1人が認めてくれたことがきっかけとなりましたが、より多くの人に認めてもらうためにはたくさんの時間と努力が必要でした。
現在は男性とのギャップを感じることなく、働けることをありがたいと思っているとのこと。
 

性別関係なく輝ける社会にするために

今後は、後輩女性が存分に能力を発揮して明るく働ける環境を作っていきたい、そのためには家庭や学校の教育が大切なのではないか…と締めくくるAさんの投稿をじっと聞いていたつボイノリオ。

つボイ「きっといろんなことを感じてきて、今があるんでしょうね」
小高直子「頑張って来たんでしょうし、本当にその通りだなと思いますね」

Aさんが過ごしてきた社会人生活の中で、様々な努力をしてきたことに思いを馳せたつボイと小高。

ジェンダーギャップは性別による考え方の違いもありますが、年齢やそれまでの環境によって同性同士でも考え方が違うことも珍しくありません。
それぞれの考え方を否定したり、押し付け合ったりするのではなく、尊重しあって性別関係なく頑張りたい人が思いっきりチャレンジできる社会になって欲しいと改めて感じた、と締めくくった小高。

来年の国際女性デーの頃に発表される調査結果はどうなるかまだわかりません。
しかし、少しでも日本社会の中における女性の地位が改善されるように、わたしたちが普段から意識してできることは身近にもありそうです。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く

2022年03月16日11時31分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報