つボイノリオの聞けば聞くほど

東北のおいしいお酒を飲むと復興の一助に

11年前の3月11日、東日本大震災が発生し多くの犠牲者が出ました。

この日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』でも、今でも忘れられない当時の状況や、現在の東北の状況などを綴ったおたよりをパーソナリティーのつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介しました。

ここでは東北で現在生産されている日本酒をテーマにしたおたよりを取りあげました。

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日本酒の売り上げを寄付

東北は今も復興は続いている状況で、直接的に東北産の物を買うことが復興につながることはもちろんですが、日本酒の購入が寄付につながる物もあるそうです。

「今日は64歳の誕生日ですが、11年前から誕生日が特別な日になりました。
大したことができるわけではないですが、ここ数年続けていることを伝えたいと思います。

宮城県の一ノ蔵という酒蔵の『未来へつなぐバトン』というお酒を買って、誕生日に飲むだけなんですけれども、このお酒は宮城県産の酒米を使って、仕込みタンクまるごと1本の売り上げを震災の歳に生まれたこどもが20歳になるまで寄付し続けるというものです。

あと9年買い続けたいと思います。
ちなみにタンク1本およそ600万円だそうです」(Aさん)

つボイ「一ノ蔵は私も大好きなお酒で、最近ちょっとなくなりましたけれども、毎年新酒が出ると名古屋のホテルを1室借り切って、一ノ蔵を飲む会というのをずっとやってました。私、毎年行ってましたよ。

震災になる前の話やから、『行くことによって震災が』ではなくて、ただ飲みたいだけで。
一定の金額を払うと、どんだけでも飲めるという。

おつまみチケットっていうのがあって、これはおつまみ食べ放題にはならんのですけど。
チケットどっかに落ちとらんかなと思ってたけど、みんなしっかり落とさずに飲んで(笑)」

売り上げは「ハタチ基金」に寄付されますが、2020年までに6,000万円を超える寄付が行われています。
 

東北のお酒が飲める喜び

また、東北で生産された物を買うことが復興の一助となりますが、毎年番組宛てに東北の産品を贈っていただくリスナーさんがいらっしゃいます。

この方はご商売でお酒などを仕入れられている方で、今年は萩野酒造の「萩の鶴」、名倉山酒造「純米吟醸 善き哉(よきかな)」、奥の松酒造の「奥の松」などを贈っていただきました。

つボイは「飲むだけで復興の手助けになるなら、いくらでも!」と語りつつ、「おいしいお酒を造るには条件がどれ1つ欠けてもいかんのですよ。『水がなかった、米がなかった、杜氏さんがおらんくなった、酒蔵が壊れた』。お酒が飲めるということは、どんどん(復興が)なっていった、なっていって欲しいなという気持ちにもつながるんではないでしょうか」とまとめました。
 

メガネ専用の日本酒?

これらのおたよりを紹介した後、番組宛てにさらにおたよりが届きました。

「『萩の鶴』は震災前に仙台で楽天の試合を観に行った夜、国分町で飲み、一気に日本酒にハマった銘柄です。

その後地震があって、蔵のある栗原市は確か震度7で最も揺れた地域の1つで、蔵の存在を心配しましたが、今もおいしいお酒を届けてくれています。

ちなみに秋は『萩の鶴 メガネ専用』というユニークなお酒も出ていて、小高さんや若狭(敬一アナウンサー)さんにピッタリではないでしょうか」(Bさん)

『萩の鶴 メガネ専用』は全員メガネの蔵人で造った日本酒で、もちろん裸眼・コンタクトの方も飲めるとのことです。

「一ノ蔵さんの特別酒は私も毎年買っていまして、朝ごはんにはいぶりがっこ、昼は喜多方ラーメン、夕食にはいかにんじん、そして芋煮と笹かまをつまみに一ノ蔵と、東北のおいしい物を並べています」(Cさん)

おいしい物が多い東北、実際に行って食べてみたいですね。
(岡本)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年03月11日09時24分~抜粋

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