3月10日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「ニュースなつボ」では「南海トラフ地震臨時情報」を取り上げました。
今年1月22日宮崎県日向灘を震源とし、大分県から宮崎県にかけて震度5強を観測した地震がありました。そのマグニチュードは6.6。マグニチュードの規模があと0.2大きければ、制度ができてはじめての「南海トラフ地震臨時情報」が発表されるところだった、と後に伝えられました。
小高直子アナウンサーが気象予報士かつ防災士である沢朋宏アナウンサーに聞きました。
「南海トラフ地震臨時情報」ってナニ?
南海トラフ地震臨時情報
まず「南海トラフ地震臨時情報」とはどんなものでしょうか。
沢「昔は東海地震と言っていました。それが東海とか東南海とか四国のあたりの南海、全部まとめて南海トラフというようになりました。
静岡から愛知、三重、四国、大分、宮崎まで広くベルトのようになっています。
九州でプチンとちぎれて地震が起きたら、その直後、東側の愛知、静岡もプチンとちぎれて地震が起きる。これが南海トラフの特徴です。
一カ所で地震が起きた時に周りも全部危ない、という意味で出すのが『南海トラフ地震臨時情報』です」
沢「昔は東海地震と言っていました。それが東海とか東南海とか四国のあたりの南海、全部まとめて南海トラフというようになりました。
静岡から愛知、三重、四国、大分、宮崎まで広くベルトのようになっています。
九州でプチンとちぎれて地震が起きたら、その直後、東側の愛知、静岡もプチンとちぎれて地震が起きる。これが南海トラフの特徴です。
一カ所で地震が起きた時に周りも全部危ない、という意味で出すのが『南海トラフ地震臨時情報』です」
3種類の情報
「南海トラフ地震臨時情報」とは、南海トラフ沿いで異常な現象が観測され、その現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうかという情報です。
これは3つのサブタイトルで分けられます。
沢「サブタイトル『調査中』は、南海トラフの震源域で地震が起きた時、その地震がマグニチュード6.8を超えると、この先何かあるかもしれないということで出されます。
サブタイトル『巨大地震注意』は、マグニチュード7を超える大きな地震の時。
サブタイトル『巨大地震警戒』は、マグニチュード8を超える大地震が起きた時」
南海トラフ地震臨時情報には、調査中、巨大地震注意、巨大地震警戒と3つあるのですね。
これは3つのサブタイトルで分けられます。
沢「サブタイトル『調査中』は、南海トラフの震源域で地震が起きた時、その地震がマグニチュード6.8を超えると、この先何かあるかもしれないということで出されます。
サブタイトル『巨大地震注意』は、マグニチュード7を超える大きな地震の時。
サブタイトル『巨大地震警戒』は、マグニチュード8を超える大地震が起きた時」
南海トラフ地震臨時情報には、調査中、巨大地震注意、巨大地震警戒と3つあるのですね。
普段やっておくこと
「南海トラフ地震臨時情報」が出る時は、まだ、普通の日常の中にあります。
沢「例えば、巨大地震警戒が出た時には、一週間避難所で過ごしてくださいとなります。これは事前避難なので自己責任。一週間の食べ物、飲み物、毛布などは自分で用意しましょうとなる」
小高「その状態は何かが起こっているわけでなくて、普通に日常生活ができる空間の中でどうしますかということですね」
沢「地震に対して普段からやっておくべきこととしては、春と秋の2回は必ず防災袋の中身を入れ替えたりします」
小高「ローリングストックも大事。季節によって必要なものが違う。お子さんがいると成長するから必要なものを常に変えていかなくてはなりませんね」
警報が出てからでは遅いので、日ごろからこれらの用意が大事になってきます。
沢「例えば、巨大地震警戒が出た時には、一週間避難所で過ごしてくださいとなります。これは事前避難なので自己責任。一週間の食べ物、飲み物、毛布などは自分で用意しましょうとなる」
小高「その状態は何かが起こっているわけでなくて、普通に日常生活ができる空間の中でどうしますかということですね」
沢「地震に対して普段からやっておくべきこととしては、春と秋の2回は必ず防災袋の中身を入れ替えたりします」
小高「ローリングストックも大事。季節によって必要なものが違う。お子さんがいると成長するから必要なものを常に変えていかなくてはなりませんね」
警報が出てからでは遅いので、日ごろからこれらの用意が大事になってきます。
こんな時はどうする?
「南海トラフ地震臨時情報」には3つの段階があって、それぞれの自治体でそれぞれの段階が出た時にどういう体制をとるかは、いま検討されたり決めたりしています。
私たちはそれぞれの段階で、どういうことをしたらいいのでしょうか。
沢「南海トラフ地震臨時情報『調査中』の時は、まずは慌てて買い出しとかせず、家の中にあるもので、いつ自分が避難してもいいような準備を整えます。
『巨大地震注意』ではもう一歩進めて、例えば家族の中で、学校とか職場に行っている時間内に避難せざるをえないような状況になったとしたらどうしようか、というところまで注意をしたり、例えばお風呂の浴槽に水を張るとか、携帯電話は満充電にしておくとか、日ごろできることの範囲で、いつ大地震が来てもいいように一歩だけ警戒感を高める。
『巨大地震警戒』、これは自治体の方から指示や呼びかけが行われます。
事前避難の対象区域に住んでいるみなさんは、出た直後から一週間安全なところに身をよせていただくことになります。
それ以外のところに住んでいる人も自主的な避難は呼びかけられます。
そして、この一週間の先の一週間も注意してくださいと言われています。
なぜなら過去に、東南海地震はまだ数が少なくて、どのくらいの間隔で地震が起きるのかわかりきらない。なのでちょっと長めにとっています」
地震研究は進んでいますが、まだわからないことが多いようです。
私たちはそれぞれの段階で、どういうことをしたらいいのでしょうか。
沢「南海トラフ地震臨時情報『調査中』の時は、まずは慌てて買い出しとかせず、家の中にあるもので、いつ自分が避難してもいいような準備を整えます。
『巨大地震注意』ではもう一歩進めて、例えば家族の中で、学校とか職場に行っている時間内に避難せざるをえないような状況になったとしたらどうしようか、というところまで注意をしたり、例えばお風呂の浴槽に水を張るとか、携帯電話は満充電にしておくとか、日ごろできることの範囲で、いつ大地震が来てもいいように一歩だけ警戒感を高める。
『巨大地震警戒』、これは自治体の方から指示や呼びかけが行われます。
事前避難の対象区域に住んでいるみなさんは、出た直後から一週間安全なところに身をよせていただくことになります。
それ以外のところに住んでいる人も自主的な避難は呼びかけられます。
そして、この一週間の先の一週間も注意してくださいと言われています。
なぜなら過去に、東南海地震はまだ数が少なくて、どのくらいの間隔で地震が起きるのかわかりきらない。なのでちょっと長めにとっています」
地震研究は進んでいますが、まだわからないことが多いようです。
災害が起こる前の行動
小高「昔は予測するという方向でやっていたけど、今はまだそこまでいかないので、ちょっとでも危険性が増えてきたなら、それに応じる行動を前もってとっていきましょうという考えですね」
沢「完全に予測することは難しい、しかし可能性がわかっている以上は、我々は起きたらどうしようと考えるのが市民の責任ではないか、というふうに動いています」
小高は「災害が起こる前の行動もしっかり考えておきましょうねということです」とまとめました。
(みず)
沢「完全に予測することは難しい、しかし可能性がわかっている以上は、我々は起きたらどうしようと考えるのが市民の責任ではないか、というふうに動いています」
小高は「災害が起こる前の行動もしっかり考えておきましょうねということです」とまとめました。
(みず)
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