つボイノリオの聞けば聞くほど

学生たちがドキュメンタリー映画を翻訳『母親たちの自転車革命』

新型コロナウイルスの流行から2年経ちますが、いまだ収束には程遠い状況が続いています。
その影響で学校行事の延期・中止などで、こどもたちが本来経験できるはずだったことができないままになっているケースが多く見られます。

2月23日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』「SDGsのつボ」コーナーでは、映画祭「WATCH 2022: For a Sustainable Future」に関する話題が紹介されました。

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SDGsのテーマを取り扱う映画祭

小高直子アナウンサーが、映画のジャンルについて話し始めました。

小高「映画のジャンルのひとつに、ドキュメンタリーがありますよね」

ドキュメンタリーには、SDGsの様々な目標に関連するテーマを取り扱った作品が数多くつくられています。

近年は全国各地で「SDGs映画祭」などと銘打って、テーマ性のある作品を集めて上映を行うイベントも増えてきました。
横でつボイノリオもうなずきつつ、興味深く聞いています。

2月26日からは、SDGsのテーマに沿った海外のドキュメンタリー映画に、学生が翻訳した字幕を乗せた映画を無料上映するオンラインイベント「WATCH 2022: For a Sustainable Future」が開催されています。
 

イベントを開催する理由

このイベントは、「コロナ禍で海外留学や課外授業の機会を失った学生に活動の場を提供したい」という思いから企画されたもの。
主催は、映画やドラマなどの字幕や吹き替え翻訳者を育成する日本映像翻訳アカデミー株式会社(JVTA)。

学生との活動の成果を社会に還元することができればという思いから、テーマをSDGsに絞って企画したんだそうです。

気になる上映作品ですが、まず『マザーロード ~母親たちの自転車革命~』は、社会から距離を置いて自転車を利用するムーブメントを起こすお母さんたちのドキュメンタリー。

つボイ「うーん観てみたい」

また『希望の1ページ』は障害を抱えながらも自立を目指すトリニダード・トバゴの若者たちの姿を描いた作品。
『エチオピアの楽園(エデン)』は森林伐採から生き残った、教会を取り囲む小さな森から生物多様性や環境について考える作品。

他にも特別招待作品の『マイクロプラスチック・ストーリー ~ぼくらが作る2050年~』の上映やトークイベントが開催される予定となっています。
視聴はインターネット上から無料でできますが、事前の申し込みが必要です。
 

利き手に関係なく使いやすいように

真剣に聞き入っていたつボイは、「学生がもし、コロナ禍がなかったら経験できていたはずの失ったチャンスを少しでも取り戻すことも、SDGsの中にある『質の高い教育をみんなに』に繋がる」とコメント。

コロナ禍で我慢を強いられ、多くの機会を失ったのは、大人だけではありません。
修学旅行や部活・スポーツの大会など、その年齢でなければ二度と経験できない学校行事やイベントが中止になり、涙したこどもたちもたくさんいることは決して忘れてはいけません。

少しでも知識や経験を得ようと頑張る学生たちと、そんな学生たちを支援しようとする企業が開催するこのイベントは、3月15日まで開催中です。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年02月23日11時34分~抜粋

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