つボイノリオの聞けば聞くほど

長野の町の読み方、静岡の川の読み方…意外と細かいルール

『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、毎日いろんな話題のおたよりを紹介しています。

2月18日の放送では、地名の読み方に関するおたよりをきっかけに、パーソナリティーのつボイノリオと小高直子アナウンサーが、様々な読み方などのルールについて話が広がっていきました。

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町の読み方「まち」か「ちょう」か

以前、あるおたよりで長野県にある松川町のことを「まつかわちょう」と読んでしまったことがありました。
実は「まつかわまち」が正解だったのです。
長野県下の町は、阿南町以外はすべて町のことを「ちょう」ではなく「まち」と読むそうです。

ここでつボイが思い出したのが、川の名前で「〇〇がわ」と読むのか、「〇〇かわ」と読むのかということ。

つボイ「源頼朝が上総国まで行って体制を整え直して、三浦とかすごい軍勢で戦うというのが、富士川(ふじかわ)の戦いというんですね。

知らん人は『ふじがわの戦い』と言うんですよ。

静岡の方に聞いてみますと、これも法則があるんです。
川の名前が4文字の場合は、2文字目が濁点になったら3文字目の『か』は濁らず、『かわ』といいます。

だから、安倍川は『あべかわ』でしょ。『あべがわ』とは言わない」

短い名前で濁点が2つ続くと言いにくいからなのかどうかはよくわかりませんが、地名などの読み方には細かいルールがあるようです。
 

郵便番号の法則

ここでつボイの話は、いきなりカナダの方に飛びます。

つボイ「カナダの郵便番号はアルファベットと数字で(構成)されてるんですよ。
手書きで書くとO(アルファベットのオー)か0(数字のゼロ)かわからんのです。
そこで(誤りを)防ぐために、カナダの郵便番号はアルファベットと数字が交互になってます」

カナダの郵便番号は6桁ですが、例えば「A0E 2Z0」とある場合、AやZの次にあるのはオーはなく、ゼロというわけです。

つボイ「カナダの郵便番号の法則、静岡県の川の法則、そして長野県の町の法則。みなさん覚えましたね」

小高「覚えたけど、カナダの郵便番号、どこで使ったらいいの?」

つボイ「カナダに知り合いとかおりませんかね」

もし、こどもさんが留学したり、親戚の方が転勤したりした場合に、参考にしてみてください。
 

「なごや」は名古屋以外にもある?

読み方に話を戻すと、この番組の地元、名古屋市の中心でも地名で悩ましい読み方があるそうです。
それが「那古野」。

名古屋駅の程近くに「那古野」という地名があり、これは「なごの」と読みます。

「那古野」が「なごの」だという情報だけ知っていれば、そこまで迷うことはありませんが、さらに読み方に迷う理由があります。

つボイ「これは私も名古屋人として迷うんです。那古野を『なごや』と読んでいいのか、『なごの』でいいのかという」

つボイがこう話すのは、徳川家康が現在の場所に名古屋城を築く前、そのすぐ近く(現在の名古屋城二之丸)に今川氏が築いた「那古野城」があったため。

こちらの読みは「なごやじょう」で、歴史的には那古野を「なごや」と読む方が一般的です。
歴史を知っていればいるほど、余計にややこしくなるところです。

ただ、先程の読み方も含めて、この複雑さが歴史の積み重ねを表しているともいえそうです。
(岡本)
 
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2022年02月18日11時12分~抜粋

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