つボイノリオの聞けば聞くほど

お医者さんが手術中にしているナイショ話。

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の名物企画「麻酔のコーナー」。

手術は人生で一番緊張するときです。それを緩和してくれるのが麻酔。
このコーナー、痛そうで「もうやめてくれ」というおたよりもありますが、その10倍くらい、体験が寄せられます。
痛みは人に話すと軽減されるとか。そんな役割もあるコーナーです。

2月15日の放送でも、つボイノリオと小高直子アナウンサーがおたよりを読み上げます。

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ひじに麻酔を

Aさんは、20年ほど前、左ひじを骨折して3回手術しました。

1回目は金属の棒2本で骨をつなぐ手術。
2回目は金属の棒を抜く手術。
3回目は骨折した箇所の骨が太くなり、不要な骨を削る手術です。

1回目、3回目は全身麻酔ですが、2回目は局所麻酔でした。その2回目のこと。

「手術室は執刀の先生と男性の看護師ふたりだけ。横になり左腕を固定されていて、顔には大きな布。
手術が始まるといきなり左ひじに痛みが走りましたが、うまくしゃべることはできません。
メスが左ひじを切っていく生々しい感覚と痛みがありますが、次第にそれはなくなりました」(Aさん)

つボイ「最初、ちょっと効いてなかったんや」

メスの感覚はいやですが、最初、効きがあまいことはありますね。
 

手術中に〇〇話

ここでAさんは珍しい体験をします。

「こちらがよく寝てると勘違いしたみたいで、『〇〇病院に××システムを入れるみたいですよ』『いいなー、うちにも入れてくれないかな、ケチだからなうちの病院は』と話しています。

さらには、『7階の看護師さんの〇〇さん知ってます。ものすごくかわいいですよ』『個人的には4階の△△さんが好みだわ』。女性の看護師の寸評をはじめたところで、私は本当に寝てしまいました。

男性だけとはいえ、手術中にこんなことを話しているのかと少々びっくりしました」(Aさん)

金太は永遠

麻酔をしていても先生たちと話ができることもあります。
小高は手術の時、先生たちに交じって会話していたそうです。

「『ね、小高さん一緒にやってるつボイノリオさんね、今日の若い助手たちに聞いたら誰も知らないんだよね』『すいません、「金太の大冒険」は知ってるんですけど』」とか。

金太は知っていても、つボイさんは知らない。世代でしょうか。金太は永遠です。

麻酔中の声といえば、つボイの知り合いの歯医者さんは、途中で「おっ!」「あっ!」と声を出すそう。つボイは「その声、出すなよ」と言いたい。
患者はナーバスですから、いろいろ悪い方に想像してしまいます。
 

一番痛い病気は?

以前からどんな病気が一番痛いかで盛り上がり、尿道関係ではないかとの話が出ていました。ところが、今日新たな病気が…。

「私が経験し1位と言いたいのは群発頭痛です。
頭痛の一種ですが、その痛みは『この痛みなら死んだ方がまし』と思えるほど超激痛なんです。自殺頭痛ともいわれます」(Bさん)

なにやら物騒な別名です。その痛みを形容すると…。

「発作が来ると片方の目の玉をペンチでつぶされ、そこに火箸をさしてぐりぐり、さらにボボ・ブラジルと大木金太郎に頭突きをお見舞いされているような痛みが約1時間続きます」(Bさん)

例えが笑いに走っていますが、痛いのは本当です。

「不思議なことにその発作がおさまるとけろっとしているので、まわりに説明しても信じられない。

視神経の近くの動脈が縮小のあと急に拡張して神経を干渉するのがからくりのようです。が、なぜそうなるかは不明らしいです。

30歳のころから30年悩まされましたが、加齢で血管の柔軟性がなくなるとおさまるそうで、今ではまったく発作が起きないようになりました」(Bさん)

つボイ「複雑な気持ちやな」

理由が加齢でもおさまってよかったですね。ボボ・ブラジルの頭突きに耐えられるのはジャイアント馬場くらいです。
 

好物が食べられない!

11時半過ぎ、別の頭痛持ちの方のおたよりも読まれました。頭痛で悩んでいる方は多いようです。

「頭痛外来に通いはじめてから頭痛のコントロールができはじめました。それでも片頭痛持ちはこれは食べないようにといわれた食材が、赤ワイン、チーズ、チョコレート。好物ばかり。医者の目を盗んで以前より少しだけ食べております」(Cさん)

食べるものにまで制限がかかるのはつらいですね。欲に負けて痛さをとるか、難しい戦いです。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年02月15日10時03分~抜粋

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