つボイノリオの聞けば聞くほど

ジャパンSDGsアワードで表彰された高校生の取り組み

企業や団体が積極的に取り組んでいるイメージの強いSDGsですが、部活動で積極的に取り組んでいる高校生がいることはご存知でしょうか?
わたしたち個人も、彼らから見習えることはありそうです。

2月2日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーでは、「第5回ジャパンSDGsアワード」に関する話題が紹介されました。

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SDGsの取り組みを表彰

SDGsには色々な目標がありますが、それぞれができることを達成するために取り組んでいる企業や団体がたくさんあります。

小高直子アナウンサーは、優れた取り組みをする企業や団体を表彰する「ジャパンSDGsアワード」が毎年開催されていると紹介。つボイノリオも耳を傾けています。

小高「主催しているのは、全ての国務大臣を構成員とする団体で、選考にはNGO・NPO、有識者、民間セクター、国際機関等の様々な分野の関係者が集まって、あーだこーだと色々と選考するわけですね」

例年、夏に公募を募集しますが、その後審査を経て年末に表彰が行われています。昨年末に、第5回「ジャパンSDGsアワード」の結果が発表されました。
表彰された団体の中には愛知県南陽高等学校の取り組みもあったそう。
 

様々な審査基準

一体、どんな基準で審査しているのでしょうか?

大まかに分けると、5項目あり、これらの項目に基づいて表彰が決まります。

まずは普遍性、幅広く取り入れられるモデルになっているかどうか。

次は包摂性、誰ひとり取り残さない多様性・ジェンダーの視点が含まれているか。

3つめは参画型、当事者として主体的に参加しているかどうか・様々なステークホルダー(利害関係者)を巻き込んでやっているか。

4つめは統合性、異なる優先課題を有機的に連動させているか。

最後は透明性と説明責任、自社や団体の取り組みを適切に評価・修正をしているかどうか。

ちなみに昨年の第5回に表彰された企業の中には、株式会社ユーグレナの「バングラデシュにおける貧困農家の収入増と難民への食糧支援」がSDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞に選ばれています。
愛知県立南陽高等学校も含め、全部で13の企業・団体が表彰されたそうです。
 

部活動で企業や地域と協力

特別賞を受賞した愛知県立南陽高等学校には、企業と協力して地元に貢献する活動をする部活があります。
Nanyo Company部は2010年創部され、SDGsを目指した商品開発にも積極的に取り組んでいます。

企業と協力して行っている様々な企画や、生徒が主体になって地域を巻き込み、SDGsに取り組んでいると評価されたとのこと。

具体的にどんな活動をしているかと言うと、規格外のりんごを使ったお菓子を開発したり、部が企業と共同開発したフェアトレードコーヒーが名古屋市のふるさと納税返礼品になったりしています。1月22日の中日新聞にも取り上げられました。

つボイ「こういうことで頑張っている高校があるって嬉しいですよ」

小高「企業や団体がいろいろ取り組んでいる中で、高校生が評価されているのはすごいですね」

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年02月02日11時31分~抜粋

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