つボイノリオの聞けば聞くほど

AIがオレオレ詐欺を見破る!?

連日のように報道されていて、それでも収まらないのはコロナ禍ばかりではありません。

1月24日のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、不定期に放送される「サギのコーナー」で、オレオレ詐欺などについての投稿を紹介しました。
悪徳な詐欺も新型コロナウイルスと同様に警戒したいもの。

つボイノリオと小高直子アナウンサーがおたよりを読み上げます。

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お手柄AI

年も明けたばかりなのに、オレオレ詐欺で印象的な事件がありました。

1月6日、埼玉県に住む中学3年の少年(14歳)が、仲間とともに親戚を装って80代女性に電話をかけ、東京都品川区の公園で80万円を受け取ろうとしたサギ未遂の現行犯で逮捕されました。

しかし、この事件に関してAさんからのおたよりには「オレオレ詐欺のコーナーがなくなる朗報です」と書いています。
なぜでしょうか。

Aさんの投稿によれば、この女性の固定電話には「AI型特殊サギ対策アダプター」という機器が取り付けられていました。
この機器が電話の内容を自動解析し、特殊サギの可能性があると自治体に警告したそうです。

このAI型アダプターは、品川区が2021年8月から試験的に運用していて、検挙につながったのは、今回が初めてとのこと。
なるほど、これがあればオレオレ詐欺の防止につながりそうです。

またBさんによると、この装置はNTT利用者のうちナンバーディスプレイ利用者には無料で貸し出されますが、非利用者は月額440円、設置費用は8,800円かかるとのこと。

興味がある方はNTTに問い合わせてはいかがでしょうか。
 

いつのまにか犯罪者?

この事件が注目された点は他にもあります。

「現金を受け取りに来た受け子が中学3年生の男の子というのもショックです」(Cさん)

無意識のうちに自分が加害者にされてしまう例もあります。

ネットにはいろんな求人広告がありますが、注意が必要なのが荷物を受け取るアルバイト。申し込むと、身分証明として免許証の画像を送るよう指示されます。
具体的な家を指定して行かされて、おばあさんからもらったものを駅の暗証番号式ロッカーに入れたら仕事が終わり。

どこかで怪しいと気がつき辞退しようとしても、「もう君は詐欺犯だよ。共犯者だ。住所もわかっている、つかまりたくなかったら仕事を続けることだ」と脅されます。

つボイ「逮捕されるまで使い捨て。結局、これも14歳の子が捕まっただけです」

小高「最初は普通のバイトのつもりでも、どんどん犯罪に加担するところまで落ち込んでいってしまう」

今回も、主犯格の容疑者は捕まってないようです。
 

息子からの電話

次はオレオレ詐欺かそうでないか、わからない電話について。

「昨日、家の電話が鳴りました。050のナンバーです。名乗らず、すこぶる不機嫌に『はい』とだけ答えました。

すると『ねぇ、僕あてに郵便物届いてない?』とめっちゃ明るいなれなれしい声。
『誰?』『声聞いてわからないの?』。
『あんた誰だよ』『オレよオレ、〇〇〇〇』。
知らない名前です。
『それ誰?』『あ、間違いでした』と切りました。これ、詐欺でしょうか?

そんなものには絶対に引っかからない私ですが、そんな私でも一瞬『息子かな』と思いました。

日本中の息子さん、どうぞお母さんにこまめに電話してください。年老いたお母さんがついだまされてしまうのは、もしかしたら息子さんの話し方をもう忘れているかもしれない」(Dさん)

小高「いまメールとかLINEで(文字の)連絡がとれるから、気づいたら3年くらい声を聞いてないかもしれない」

つボイは「とにかくお母さんにはまめに電話してくださいね」と、全国のこどもたちに呼びかけました。
オレオレ詐欺は、あなたのすぐ近くに潜んでいます。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年01月24日10時04分~抜粋

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