つボイノリオの聞けば聞くほど

勉強よりも頭を使う!?カンニングの話

1月15日、16日に全国で大学入学共通テストが実施されました。

2020年度まで行われていたセンター試験と比べて、一部の科目で問題の傾向や難易度が変わったことで、受験生にとっては大変な試験に。

1月21日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、共通テストに関するおたよりについて、パーソナリティーのつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介しました。

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数学がかなり難しく

大学受験はただでさえ、当日の体調が気になったり、受験会場まで無事着けるのかといった不安がつきまといますが、今年はオミクロン株の急激な流行、そして15日には受験会場での切り付け事件と、受験生にとっては特に大変な状況でした。

そして、16日に開催された数学1・数学Aは平均点が昨年よりも20点ほど下がるほどの難問で、多くの受験生がショックを受けました。

「毎年新聞に載ったものをやってみますが、今年はなんだか難しかったです。

数学は国語のテストかと見紛うばかりの長文で、これは設問の最初にしくじると後に尾を引くパターンです。

個人的には奇問に近いという感じで、もう少し基礎力を判断するような感じにしてほしかったと思います」(Aさん)
 

カンニングの監視は難しい

そして、大学受験では数はかなり少ないものの、たびたびカンニングが取り沙汰されます。

「試験時間中にスマートフォンをのぞき見しようとするなど、不正行為が3件あって、3人の受験生が失格になったと発表されました。

試験監督の多くは、受け持ち大学や教育機関に勤務している教官が持ち回りで受け持っていると聞いています。

たらればですが、やはり秋入試に移行すればインフルエンザとか積雪とか、低気温の問題が改善できるのに、この混乱した3年が大きなチャンスだったのにと思えてなりません。

監視官をしている人に聞くと、なかなか指摘して失格扱いにすることは怖いといっています。

かなり怪しい動きをしていると感じた場合は、第三者となるもう1人の監視官と同時に不正を確認してから、次の段階に移るようにしていると聞きました。

まずは周りを頻繁にうろついて、『見とるぞ』ということを感じてもらうようにしているようです」(Bさん)

万が一、カンニング行為を指摘して間違っていた場合、受験生に多大な迷惑をかけてしまうため、慎重にならざるを得ないようです。
 

ヒントが教室の中に

カンニングが悪いことは当然なのですが、学校のテストでカンニングをしようとしたという思い出がよみがえってきた方も。

「小学校低学年の頃、国語のテストで東西南北の漢字を書く時、北の字がどうしても思い出せません。

そこで天井に方角が書かれていた用紙が貼ってあったのを思い出し、なんとか上を見てカンニングをしようと思いましたが、不自然な動作はできるわけもなく、失敗してしまいました」(Cさん)

つボイ「これはやりようだと思います。

ギューっと見てたら怪しまれますが、『あー肩凝った。よいしょっと』って言って(肩や首を回すついでに上を見る)」

小高「つボイさん、小学生(笑)。肩凝ったって」

つボイ「わからん、十歳肩になったわーいうて」
 

昔ならではのカンニング

この他にもカンニングが未遂に終わった話が。

「友だちがヤマを張った所を(試験が始まる前に)黒板に書いて、うすーく消していたら、担任が教室に入ってきてすぐ、黒板に大きく『日本史テスト 9:20から10:10まで』と書かれてしまい、薄く書いていたのが何かわからんようになってしまいました」(Dさん)

さらにつボイもかつて、カンニングした話を語りました。

つボイ「昔はガリ版で問題を作ってました。学校にはガリ版室というのがあって、先生はそこでまず2、3回試し刷りをして、丸めて放ってある。
その問題用紙を広げて私は観察しておりました」

今ではパソコンとプリンターを使って印刷しているでしょうから、この手は通用しませんね…。
(岡本)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年01月21日09時47分~抜粋

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