つボイノリオの聞けば聞くほど

家庭でのエネルギー消費は冬が膨大!占める割合は暖房24.7%

寒くなると、どうしても欠かせないのが暖房器具。実は夏よりも冬のほうが家庭で使うエネルギー消費量が多いことはご存じでしょうか?

1月19日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーでは、「冬のエネルギー消費を節約するためにできること」を話題にしました。

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寒さから考えるSDGs

小高直子アナウンサーが、寒さに関する投稿が多く届いていると話し始めました。

小高「切り干し大根のお話とかいろいろいただいております」

切り干し大根は、寒風を利用して大根を干しておいしく食べますが、寒さを利用したエネルギー利用。SDGsと言えるかもしれません。

寒さをうまく利用した切り干し大根はおいしいですが、わたしたちは寒風にさらされたままだと体調を崩します。
今回は、冬に欠かせないものからSDGsを考えました。
 

冬は莫大なエネルギーを使う季節

寒さと言えば、エネルギー問題とは切っても切れない関係にあります。

わたしたちは寒くなると、エアコンやストーブ・ヒーターなどをつけて暖を取るのが日常的になっているからです。

暖房器具を使うと、莫大なエネルギーを消費します。
SDGsの目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」を達成するために、再生可能エネルギーの研究が日々進められていますが、日本ではまだまだ化石燃料を使った発電が多いのが現実です。

すぐに再生エネルギーへ転換することはできません。わたしたちが今すぐできることは、節約して大事にエネルギーを使うこと。

どういうエネルギーを使っていけばいいのか、発電の配分をどうするかについては考えていかなければいけませんが、今できることに取り組んでいきたいところ。
 

具体的にできること

経済産業調の資源エネルギー庁が出した資料では、2019年全体のエネルギー消費における家庭が占める消費割合は、14.1%。

つボイノリオ「わたしたちの行動が、これだけの割合になってるんやね」
小高「けっこう使ってるんですよ」

では、家庭で使うエネルギーで暖房が占める割合はどれくらいでしょうか。暖房は24.7%。ちなみに冷房は2.7%です。冬の暖房に使っているエネルギーは夏に比べて多いことが分かります。この結果を見ると、暑さよりも、寒さを我慢できない人のほうが多いのかもしれません。

家でできるエネルギー節約の方法に、どのようなものがあるか知っておきたいところ。
まずは家電の使い方。エアコンの温度設定をこまめに設定する、ホットカーペットは人がいる部分だけをつけるなど、暖房器具の使い方を工夫するだけでも違ってきます。

小高「よくうちの息子に怒るんですけど、素っ裸でガンガン暖房かけて寝てるんです」

他にも、ブランケットを肩から掛けたり、ひざ掛けをしたりすることでも感じ方は変わります。湯たんぽを使った温めや、窓のカーテンを厚手で長めにして冷気を遮るなど、できる工夫はいろいろありそうです。

無理のない範囲で、少しずつエネルギーを節約することが家庭でのエネルギー消費割合を減らしていくことにもつながります。結果的に目標13「気候変動に具体的な政策を」の達成にも関わってきますので、まずは一枚重ね着をすることからはじめてみてはいかがでしょうか。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年01月19日11時31分~抜粋

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