つボイノリオの聞けば聞くほど

近くの避難場所知ってる?予測不可能な災害に備えを

普段は忘れがちですが、いつ来るかわからない災害と常に私たちと隣り合わせです。
地震をはじめ火山噴火や水害など、ひとたび起これば水道やガス・電気や交通網などが破壊されることも珍しくありません。

つい先日もトンガの海底火山噴火に端を発する津波の被害があったばかりです。

1月12日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、目標11「住み続けられるまちづくりを」に関する話題です。

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あの大震災が起こった日

小高直子アナウンサーが、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」には災害に強い都市や人間居住地を作るといった大きな目標が含まれていると紹介。

1995年1月17日、朝5時46分に阪神・淡路大震災が発生しました。あれからもう27年が経ちます。
防災には避難用品などを備えることと同時に、過去の災害を忘れないことも大切です。
関西出身の小高にとっては特に忘れられない災害です。

小高「次から次へと襲ってきますからね」
つボイ「ほんとやわ」
 

記憶を風化させないために

今月8日に阪神高速道路株式会社が、震災で壊れた橋脚などを保存している震災資料保管庫の特別公開を行いました。

この保管庫は、同社が「高速道路が倒壊して犠牲者が出た悲惨な出来事の記憶を伝えるために1999年に完成させたもの。34点の損傷した構造物を保管しています。

つボイ「もうびっくりしましたよ」
小高「だんだん明るくなってきてから、いろんな被害が顕わになってきて本当にショッキングな映像でしたよ」

この特別公開では、東日本大震災の語り部による備えの重要性に関する講演や、阪神高速の元職員による新しい耐震技術などを紹介する講演も行われました。
講演などの様子は、1月14日~1月31日までYouTubeで公開中とのこと。
遠方で行くことができない方も、気軽に観ることができます。
 

過去から学んで備えよう

過去に何があったかをきちんと知ることで備えられることもあります。

つボイと小高も、いつ起こるかわからない災害に備えようとする意識はとても大切だと頷き合っていました。

防災用品や備蓄食品の研究は、日々進化しています。
日頃から新しい情報を仕入れておくことも大切。最近の防災用品や備蓄食品を知ると「こんなにいいものが出ていたのか!」と驚くかもしれません。

防災用品や備蓄食品は準備したら終わりではなく、賞味期限の確認や、家族の構成や年齢に合わせたものを準備しているか定期的に見直しておきたいところです。

もうひとつ大切なことは、いざという時の集合場所や連絡手段を話し合っておくことも忘れてはいけません。

つボイ「今はスマホに頼ることも増えてますけど。スマホが使えない状況になった時に、家族や友達とどうやって連絡を取り合うのかっていうのが大事」

小高「災害ではなかったけど、携帯失くして親に連絡しなきゃいけない時に、親の番号と自宅の番号覚えてない子がいました」

大きな災害が起こると、通信網に負荷がかかって繋がりにくくなる状況は何度も起こっています。スマホに頼りっぱなしだと、スマホが使えなくなったとき困ることに。
過去を知って災害に備えることで、もし災害が起こってもみんなが助かる地域を目指すことで、目標11「住み続けられるまちづくりを」に繋がることになります。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年01月12日11時31分~抜粋

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