つボイノリオの聞けば聞くほど

身近になったSDGs。あらためて確認してみると?

SDGsという言葉を身近に聞くようになった今日この頃。個々の目標については何となく知っていても、案外SDGsが何か理解できていると自信を持って言える人は少ないのが現状です。

1月5日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーでは、年の初めということもあり、あらためて「SDGsとは何か」を紹介しました。

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聞き慣れてきたけど…

小高直子アナウンサーが、耳慣れてきて来たとは思いますが…と言いつつ、都市はじめということもあってあらためてSDGsについて再認識していきたいと話し始めました。

小高「逆に、元々の意味って何だっけ?ってところもあるかもしれませんね」

SDGsは国連で採択された2016年から2030年の国際目標のこと。貧困をなくして、誰もが人間らしく生きる環境を作るための17項目の大きな目標と、それぞれの目標を具体的に示した169項目が定められています。

貧困や気候変動・人権・ジェンダー問題やそれによる差別など、世界にまん延する問題の原因を探って少しでも減らしていこうというものです。「誰ひとり取り残さない」という共同理念で不平等の解消や環境保護に取り組んでいます。
 

SDGsってどんな意味?

SDGsの"S"はSustainableで、サステナブル・持続可能なという意味です。最近よく聞くようになり、サブスクなどの定額で借り放題などもこの流れを受け継いでいます。"D"はDevelopmentでデベロップメント・開発という意味。"G"はゴール、小さな"s"は目標が複数形のためについています。

持続可能という言葉を聞くと難しそうに聞こえますが、とても大切なこと。誰もが無理をせずに続けて行っても地球が滅びない方法と考えると分かりやすいかもしれません。

小高「ものすごく誰かが無理しなきゃいけないってのは、どこかで破綻しますし」
つボイ「持続しませんよね」

人間が安心して暮らしていける社会には3つの必要な要素があります。経済開発(富を生むこと)・社会的包摂(弱い立場の人も含めてすべての人の人権を守る)・環境保護です。

どれかのために何かが犠牲になるのではなく、3つを並び立たせるやり方を持続可能な方法で考えていくことが大切になります。
 

できる範囲で無理なく続けること

SDGsは2016年からスタートして既に5年以上が経ちました。

身近な場所でも聞く機会が徐々に増えて来ただけでなく、企業にも浸透してきています。
企業は原材料の調達や、製造過程での環境への配慮や従業員の勤務環境など様々な面でSDGsに取り組んでいることをPRすることも増えてきました。

企業だけでなく、わたしたち個人も自分の行動が世界とどのように繋がっているのかを考える時代になったのかもしれません。

真剣に耳を傾けていたつボイも「去年はこども食堂の勉強をさせていただいたし、古着も100kg以上送ったら、部屋も綺麗になったし、古着がワクチンに変わったり、途上国の人の雇用に繋がったりしました」としみじみ。

近江商人の経済哲学に「三方よし」という言葉があります。
商売で売り手と買い手が満足するだけでなく、社会に貢献できてこそよい商売だという意味で知られていますが、誰もが無理なく小さなことから継続して取り組んでいくことがSDGsと繋がると言えそうですね。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年01月05日11時33分~抜粋

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