つボイノリオの聞けば聞くほど

ローカル鉄道の資金難を救う、つり革を使ったアイデア

コロナ禍やテレワークの推進などによって乗客者数が減り、鉄道会社は経営が大変な状況。

そんな中、三重県の伊賀鉄道では資金調達のための変わった試みがなされています。

東海地方を放送エリアに持つ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、11月12日の放送でこの地元の鉄道の話題を取りあげました。

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つり革に名前が入れられる

伊賀鉄道は伊賀上野と伊賀神戸を結ぶ鉄道ですが、地元の方の通学通勤の足を守るため、経営改善の1つの策として、つり革に1万5千円で来年10月までの1年間、自分の名前やメッセージを入れることができるという「つり革オーナー制度」を導入。

これまでにも1口5,000円で自分の名前を入れたまくら木を設置できるという「まくら木オーナー制度」というのも実施しています。

つり革の応募は9月10日に締め切られましたが、105口157万5千円が集まりました。

これを受けて、10月から取りつけられた105本のつり革には、各人の名前とともに、「みんなの伊賀線いつまでも」といったメッセージや、伊賀市の観光キャラクター「いが☆グリオ」もオーナーになったものもあり、「夢を叶える魔法の吊り革」と記載されているそうです。
 

話題にちなんだ曲というけれど

さて、この話題を取りあげた「トーマスの箱」というコーナーでは、話題と関係のある曲を冒頭に流すのですが、今回流れた曲は、ザ・テンプテーションズの『マイ・ガール』。

なぜ『マイ・ガール』と、伊賀鉄道のつり革の話題に関係があるのでしょうか。

つボイ「『マイ・ガール』は、私らの若い頃に流行って。

ディスコでよく流れた曲で、この頃はステップ中心でみんな同じステップを踏んだりという時代の曲で。

アメリカの曲やのに、なんで三重県の?」

小高直子アナウンサー「なんで吊り革で『マイ・ガール』かいうのはね」

つボイ「三重県伊賀鉄道、伊賀鉄道、伊賀、マ『イガ』ール、イガ!」

三重県にゆかりはないですが、伊賀が隠れていた曲、『マイ・ガール』です。
 

生放送の前の打ち合わせで

小高「これ気づくのに、番組開始前にスタッフ全員会議して悩みに悩んで、15分ぐらいかかって、うちのスタッフが気づいた。『伊賀や!』」

つボイ「……この番組って、何を目指してんねん。

他の番組は、番組前の15分ってものすごい綿密ないろんなことやって。
あれを調べて、字を調べてとか、やってますけど、うち何しとんねん」

小高「なんでマイ・ガールやろ、車内で何か流れるっていうニュースとかあったっけとか。
それやったら、『愛が生まれた日』でもいいんやわ」

つボイ「アンタ、別のものを考えてる、15分の間に。他にやることないんか!この番組はもっと他にやらんとイカンことが」

生番組前の打ち合わせで、クイズ大会になっていたようです。

つり革の話に戻しますと、この話題を締め切り前に知っていれば、番組名を付けたかったと語るつボイ。

愛知県犬山市の石上げ祭では、番組の名前が入った石が奉納されているぐらいですので、来年も同じ制度があれば、新たに「つボイノリオ」と書かれたつり革があるかもしれません。
(岡本)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年11月12日10時12分~抜粋

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