つボイノリオの聞けば聞くほど

山々を飛び交う赤い“ナニ”? 怪作戦が語る謎の妖怪「アカチンボ」

11月3日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』は、祝日特集「人生を生き生き楽しんでいる愛大出身者と妖怪を語ろう」。

妖怪サークル「怪作戦」の3人、テラさん、桂つかささん、蘭陵亭さんをゲストに招いて、愛知県に縁がある妖怪についてのお話を伺いました。

こちらでは、以前この番組でも話題になった妖怪「アカチンボ」の謎に迫ります。

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豊田市藤沢小学校で“立つ”

怪作戦が2019年に発行した『愛知妖怪雑録』の中に、とある妖怪が紹介されていました。
つボイがいたく気に入ったのは、謎の妖怪「アカチンボ」。

桂さんによると、このアカチンボの噂が広がったのは、昭和34~35年頃。豊田市の藤沢小学校において、児童たちの間に「アカチンボが出る!」という噂が立ったといいます。

「アカチンボだけに、噂が“立つ”というのがいいですね」と、黙ってはいられないつボイ。

「聞かんでもいいような気もするんですけど。その妖怪はどんな妖怪なんでしょうか(笑)」思わず笑いつつも、小高直子アナウンサーは職務を全うすべく尋ねます。
 

赤い“ああいうの”

「きちんとした姿は伝えられてはいないんですけれども。その話を聞いた方のイメージとしては、赤い“ああいうの”が、ロケットのように山々を飛び交ってるっていうような」と、アカチンボについて解説する桂さん。

山々を飛び交う、赤い“ああいうの”。想像を絶する恐ろしさです。

「活発やな、このごろの“ああいうの”は」と、妙に感心するつボイ。

この話を元に、桂さんはアカチンボをイラスト化し、『愛知妖怪雑録』に掲載されました。

「ようこういう風な形にしましたね、なかなか。差し障りのない」と、つボイは桂さんのイラストを賞賛します。

パッと見“ナニ”じゃない

しかし、このアカチンボは2代目。最初のデザインもあったのです。
「実は2回書いてまして」と桂さんが取り出したイラストを見て、小高は大照れ。

つボイ「これは差し障りが、小高さん。あるんじゃないですか?」
小高「だいぶ差し障りがある(笑)」

このデザインは「ちょっとダイレクトすぎる」ということで、テラさんがリテイクを指示。

「よく見ると“ナニ”だけど、パッと見“ナニ”じゃないかな?」という、現在のデザインに修正されたようです。

現デザインについて、「ほっかむりをかぶったような、かわいらしさも感じられるイラスト」と小高。
 

「活字に残さなければ」

『聞けば』ではアカチンボを取り上げたのは、昨年4月。

「本当にいるの?」とその存在について半信半疑のつボイと小高に、リスナーから「聞いたことがある!」と反響がありました。

これで、アカチンボは「ひとつの認知されている妖怪である」という事実が判明したのです。

アカチンボについて語ったお父さんのこどもは、桂さんの友人(妖怪好き)。
お酒の席でこの話を聞いた桂さんは、「これは活字に残さなければ」と思ったそうです。

 

ひょっこりアカチンボ

この番組を通してリスナーという第三者の証言を得られたことから、「当時そんな噂があったことは本当だったんだ!」と実感したという桂さん。

「『ラピュタは本当にあったんだ!』みたいな話」と例えます。

「これも活字にせにゃいかん」ということで、「アカチンボについて、第三者の証言を得られた」という情報は、増補版『愛知妖怪雑録』に追記されています。

そして、同じく追記された『聞けば』の公式Tシャツでは、番組公式キャラクターりすのすけ、アマビエとともに、ひょこっと顔をだしているアカチンボの姿を見ることができます。
(minto)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年11月03日09時44分~抜粋

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