つボイノリオの聞けば聞くほど

『うらしまじろう』で海をきれいに?昔話をアレンジしたSDGs紙芝居

2021年11月01日(月)

ライフ・ヘルスケア

幼稚園や小学校で、紙芝居を見たことがある人は多いでしょう。
絵と臨場感ある語り口で進んでいくお話は引き込まれるしわかりやすいのでこどもにも大人気です。

10月27日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』「SDGsのつボ」コーナーで紹介されたのは、「SDGsを題材にした紙芝居」でした。

昔話をアレンジしたSDGs

小高直子アナウンサーが「こどもたちにも分かりやすくSDGsの考え方を理解してもらおうとすると、紙芝居とかどうですかね?」とつボイノリオに話を振りました。

つボイ「こどもは紙芝居好きですからねえ」
と小高の話に相槌を打っています。

保育園などを運営している株式会社グローブ・ハートが、SDGsを題材にした紙芝居をお披露目しました。
これは、SDGsを専門に扱うコンサルティングの株式会社ネクストエージや、仙台青葉学院短期大学こども学科の小野瀬剛志教授とそのゼミ生の協力で、こどもたちにもなじみの深い昔話をアレンジして作られたそうです。

つボイ「昔話のストーリーそのまんまじゃないんですか?」
小高「昔話も、SDGsにつながるぞってことですかね」
 

『うらしまじろう』で海をきれいに?

10月7日に名古屋市北区のこどものまち保育室すぎむらで、年長・年中クラスの園児に公開された紙芝居のタイトルは「うらしまじろう」。

つボイ「あ、(うらしま)たろうじゃないんだ」

思わず笑ってしまった小高。
これはSDGs目標14「海の豊かさを守ろう」がテーマになったお話だそう。

園長先生が読み聞かせると、園児たちも真剣な表情で聞いていたんだとか。
「海をきれいにしなきゃ!」という気持ちが芽生えたこどもたちもいたようです。

こどもにSDGsの17の目標はまだ難しくて理解できません。
紙芝居にして絵と物語で伝えると、視覚と聴覚で想像しやすそうです。

つボイ「この年代にいろんなことを学ぶ・感じるということは大事なことですよ」
 

分かりやすく伝える大切さ

実際に印刷された紙芝居を興味深く眺めたつボイは「『うらしまたろう』と同じ感じですね。乙姫様も出てきますし」とコメント。

お話は、釣り糸に絡まったゴミをクラゲと間違えて飲み込んでしまった亀を、うらしまじろうが助けるところから始まります。
今風な物語に、「こどもたちは亀をいじめないんですね」とつボイもアレンジされた箇所に気づいたようです。

「うらしまじろう」以外にも、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」をテーマにした「わらしべ長者 その後」という紙芝居も公開されています。
「わらしべ長者」のお話は、物を交換していくことで豊かなお金持ちになっていきます。この紙芝居では、豊かになったわらしべ長者が物を大切にする生活を続けて、町のみんなを助けるストーリーになっているそうです。

つボイ「元のお話と、SDGsの話を両方教えてあげるといいんじゃないですか?」
小高「小さい頃に見たもの・聞いたものって結構よく覚えてるでしょ。大人になっても影響しますから、こどもたちに分かりやすく伝えるって大切ですよね」

紙芝居のレパートリーは今後も順次増えていく予定で、グローブ・ハートのホームページでも無料公開しているそうです。「育児サークルや子供会で使ってみてもいいかもしれませんね」と小高も太鼓判を押しました。

SDGsの紙芝居を体験したこどもたちが大人になった時、記憶の片隅に残っているといいですね。「SDGsを題材にした紙芝居」についての紹介でした。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年10月27日11時35分~抜粋
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