つボイノリオの聞けば聞くほど

投票日に巻き起こる、ぼくらの「零票確認」戦争

第49回衆議院議員総選挙が公示され、12日間の選挙戦がスタートしました。『つボイノリオの聞けば聞くほど』にも、選挙に関するおたよりが多く寄せられています。

10月20日の放送では、投票日に静かに巻き起こる、住民同士の「負けられない戦い」が話題となりました。

つボイノリオと小高直子アナウンサーが、その豊かな想像力をいかんなく発揮します。

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ハトが飛び出す投票箱

「選挙といえば、選挙会場の一番乗りの話がありますよね」(Aさん)

そうです。各投票所の最初の投票者には、投票箱が空かどうかを確認する「零票確認」という特権が与えられているのです。

「ウチの息子、選挙会場一番乗りを毎回目指しており、近所のおっちゃんに3勝1敗しております」(Aさん)

候補者同士の熾烈な争いの裏には、住民同士のこんな戦いもあるようです。

「これが楽しみやわ、なんか特権のような気持ちになる」とAさんの息子の気持ちに寄りそうつボイに、「ハトかなんか、入れておいたらいいね」と返す小高。

「パーッと。そしたらちょっと楽しめるけどね」と、小高は独特な感性を披露します。
 

まずはフンの掃除から

つボイ「何も入ってないことを確かめるのに、ハトを入れておいてはいかんです」
小高「朝早くから並んでやってくれてるんだから、ちょっと楽しさも演出して」

つボイ「ハトも開けられるまで黙ってはいないですよ。クククク鳴いてるし。ブリッブリッてフンして、バーっと飛び立ったあと、選挙箱のフンいっぱいで。掃除せないかんやないか!」
小高「そっかー、じゃあ万国旗とかね」

箱から何かを出すことをあきらめられない小高に、「なんとか出したいんか、あんたは。どうなっとるんや」と呆れるつボイ。
 

モコモコ煙でおじいさんに

小高「朝早くからがんばってるんだから、開けたら『うわーっ!』っていうのが欲しいでしょ(笑)。モコモコって煙が出るとか」
つボイ「なんか出したいんやな(笑)」
小高「おじいさんになっちゃう」

朝早く投票所に向かった息子が、おじいさんになって帰ってきてはたまりません。

なにやらひどく脱線しましたが、Aさんの話はまだ途中。おたよりに戻ります。

「『そんなに興味があるなら』ということで、今回から学区の投票所の受付に抜擢されました」(Aさん)

なんとAさんの息子さんに白羽の矢が立ったようです。
 

おっちゃんの裏工作

最初は喜んでいたものの、「一番乗りができない」と気づいてAさんの息子はガッカリ。

「親父が一番乗りを引き継がないといけませんかね」(Aさん)

よくある「親父の意志を息子が継ぐ」ではなく、Aさん家の場合は逆。「『息子が得た3勝1敗のこの記録を無にしてはならん』」と、Aさんの気持ちを代弁する小高。

つボイは、「ひょっとしたら、裏工作があったんですよ」と陰謀論をとなえます。

黒幕はもちろん、Aさんの息子に1勝3敗と苦戦している近所のおっちゃん。

おっちゃんは、「コイツだけはなんとかせないかん」と選挙委員会に駆け込みます。

おっちゃん「あの息子ね、熱心やから係にしてあげて」
選挙委員会「わかりました」
おっちゃん「へへへへへ、しめしめしめ」

こんな会話が繰り広げられていたのでは、というのです。
 

どうしても確認したいおっちゃん

「でも、『一番最初に投票させて』って言えばいいんじゃないですか?」と、Aさんの息子さんのために裏道を探る小高。

「おっさん来たら、一票入っとるのやもう。『誰やこれ!』『僕入れました』『いかんやないか!』」

つボイは、裏工作が完全に裏目に出たおっちゃんが、うろたえる様子を想像します。

つボイ「『トップで空から始めないかんのやろ!』いうて、またもめる」
小高「関係者以外でお願いします、っていう感じかな」
つボイ「そういうことやわ。おっさんの陰謀がここにあるわけですよ」

「零票確認」を巡る住民同士の戦い。
今回も全国各地の投票所で勃発するかも?
(minto)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年10月20日09時21分~抜粋

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