つボイノリオの聞けば聞くほど

感動・疑問・批判…東京パラリンピックへの感慨は?

8月27日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、紹介できなかったおたよりを振り返りました。
最近多かったのは何といっても24日に開幕したパラリンピックの話題。

つボイノリオと小高直子アナウンサーが投稿を紹介します。

[この番組の画像一覧を見る]

ICチップが足りない?

パラリンピックの運営は、今のところ順調に進んでいるようですが…。

「ニュースによると東京パラリンピックの警備を担当する警官、約1~2万人分の通行証が足りなくなっています。実はコロナ対応の医療従事者などに優先して通行証を配布してしまったために、顔認証用のICチップがなくなってしまったということです。
新型コロナで大会を簡素化したことにより組織委員会や通行証の枚数も減らしていたためとか。
警察官は名前や作業する競技会場が手書きされた紙と警察手帳を照合して競技場に入っているという、なんというアナログなことです」(Aさん)

手書きされた紙では、本物かどうか疑ってしまいますね。
 

「まったく理解できません」

パラリンピック開催についてのご意見はいろいろです。

「どこまで日本国民はおめでたいのでしょうか。自分や自分の家族が感染したら、そんなこと言えますか。
今は、ほぼ日本中が緊急事態宣言下です。どうして感動したなんて言えるんでしょう。私にはまったく理解できません」(Bさん)

つボイは「オリンピックの時もいろんな立場のご意見がありました。こんなときに感動してられるかというのも、人それぞれでしょうね」とそれぞれの意見を尊重します。
 

両親を思い出す

反対に感動で泣きそうになった方もいます。

「パラリンピック中継を見ていてあまりの感動で泣きそうになりました。
両親が全盲のために、視覚や聴覚や肢体に障害のある人たちと交流がある環境で育ってきました。
幼い頃からの経験で、障がいのある人には何か普通ではない能力があるのではないかと感じてきました。

父も私が近くを歩くだけで『おい、少し太ったか』『車が停まってるからこっちを歩こう』とか。そんなことを言っていました。
見えなくても、見える父を小さい頃から尊敬していました。パラリンピックのこの時期は特に両親のことを思い出します」(Cさん)

「見えなくても、見える」というのは、普通に見えるよりすごいことですね。
 

車いすラグビー、鬼ヤバイ

車いすラグビーの迫力に驚いたという方は多いようです。

「車いすラグビー、すごかったな。世界ランク3位の日本が6位のフランスに2点差で競り勝って白星スタートを切りました。日本は持ち前のスピードと堅守速攻を披露。車いす同士のぶつかる音、走行の速さ、かっこいいですね」(Dさん)

「車いすラグビー、初めて見ましたが鬼ヤバイですね。壊しあい、潰しあいみたいで、ちょっと引きました」(Eさん)
 

「なんでバッハ」

水泳競技も見ている方が多いようです。

「感動してますよ、男子50m平泳ぎ鈴木選手銅メダル、おめでとうございます。ただ、メダル授与式、なんでバッハが出てくるんだ」(Fさん)

つボイは「人々はいろんなところに感動して、いろんなところに醒めたりとか」と、解説します。
 

パラリンピックの感動

中には、「五輪より興奮しました」という意見もあります。
その理由をつボイは、「五輪に出てく人は身体能力のある人ばかりで、かなわへんと思う。障がい者はおれでも勝てるかなと見てたら、だれにも勝てない。そういう意味では五輪より興奮しますよ」と、分析します。

つボイは最後、「パラリンピックは五輪とは違う感情、感動が湧きあがってきます」と、締めました。

最初はつい障がいのある部分に注目しますが、見ているうちに鍛え上げた筋肉に驚き、競技自体の面白さに惹かれていきますね。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く

2021年08月27日10時03分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報