つボイノリオの聞けば聞くほど

ゲーム気分で見える化、日常的に参加できる社会貢献サービスとは

「SDGsという言葉はよく聞くようになったけど、具体的に何をしたらいいの?」と思っている人も多いはず。わかりやすくて、簡単に取り組める仕組みがあれば、もっと浸透するかもしれません。

8月11日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーでは、SDGsで何から始めていいかわからない人向けに提供されている活動協賛金サービス「ACTCOIN(以下、アクトコイン)」についてとりあげました。

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アクトコインって何?

「ACTCOIN(以下、アクトコイン)」とはソーシャルアクションカンパニー株式会社(東京都)という企業が開発する個人の社会貢献活動に独自のコインを付与するサービスとのこと。2019年2月にサービスを開始しています。

「個人の社会貢献活動に、独自のコインを発行するサービスなんです」

小高直子アナウンサーが、アクトコインについて紹介を始めました。

社会貢献活動や、社会問題のためのプロジェクトへの参加、SNSでの情報シェアなどに対してコインが発行されていくという仕組みです。

もしプロジェクトへの参加などが難しくても、日々の自分のちょっとした行動を報告することでコインを少しずつ溜めていける「デイリーアクション」という機能もあるとのこと。
 

日々の生活の中でも活動に参加

日々の活動と言っても、実際にするといっても、何をしたらいいのか迷ってしまいそうです。

このデイリーアクションでは、SDGsの目標ごとに設定されている行動目標の中から、自分ができそうなものや、ちょっと気をつければできそうなものをピックアップして目標を設定すればいいとのこと。

例えばSDGsの12番は「つくる責任 つかう責任」ですが、この「STOP!食ロス」という項目を選ぶと、「調理や注文は食べ切れる量にした」「野菜のくずでとるだし「ベジタブロス」を作ってみた」など具体的な項目を選ぶことができます。

小高「これだったらできそうですよね」

塩見「そうですね、はい」

ふたりとも、わかりやすい項目を知るとイメージが湧きやすいようです。
 

ゲーム感覚で習慣化

SDGsは17の目標があるため、デイリーアクションも最大17個設定することが可能です。

達成できたら報告、報告後にコインがもらえる仕組みです。
今まで設定していたアクションが日常習慣としてできるようになったら、今度は少し高めのアクションに変更することも可能です。

塩見「目標があって、コインを溜めていくっていうのはやりやすそうですね。自分の行動を見直すきっかけになりますよ」

小高「楽しくできそうですね」

ゲーム感覚で老若男女問わず、楽しめそうな仕掛けがなされています。
 

寄付でもコインは取得可能

この他、NPOなどの団体に寄付をしてもコインが溜めることができます。

寄付と言っても、どこに寄付をしたらいいかよくわからなくて、敷居が高いと感じる人も多いもの。

今、援助を必要としている寄付が可能な団体などの紹介ページがありますので、どういった人がどんな理由で困っているのかを知った上で寄付先を選ぶことができるそう。

寄付先としては、グッドガバナンス認証(非営利組織の信頼性を表しており、組織運営やガバナンスが一定水準以上のレベルの団体だと証明する認証)を受けた団体が紹介されています。初めて寄付する人も、安心して寄付できるのは嬉しいポイントです。

塩見「溜めたコインはどうやって使えるんですか?」

小高「溜めたコインの使い道は現在模索中で。溜めたコインをNPOへの寄付に使えるキャンペーンを今年中に実施することを目指して準備中だそうですよ」

アクトコインは「お金で買えない、自分のために換金できないコインであること」を大切に考えていて、社会のためのアクションにのみ使える仕組みを整えていきたいと考えているとのことでした。

塩見「直接得するコインではないけど、自分の行動が目で見てわかる、溜まっていって人の役に立つかもしれないって言うのは楽しみですね」

社会貢献活動の可視化ができるアクトコインの紹介でした。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年08月11日11時39分~抜粋

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