つボイノリオの聞けば聞くほど

詐欺に注意!リスナーが遭遇した怪しいメールや怪しい荷物

新たな手口がどんどん出てくる詐欺。最近はオリンピックに絡んだものも登場しています。

7月21日『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、リスナーから寄せられた詐欺の体験をつボイノリオと小高直子が紹介していきました。

[この番組の画像一覧を見る]

密林からの怪しいメール

「偽密林サイトからいかにも怪しいメールが届きました」(Aさん)

つボイ「密林はアマゾン川にある」
小高「偽物のそっくりさんサイトがあるんだね」

そのメールにはこんな文章が。

「私たちはあなたの Amazon アカウントとすべての保留中の注文を保持しました。最近、引っ越した場合はカード発行会社でこの情報を更新する必要があるかもしれません」(Aさん)

つボイ「保留中の注文を保持ってどういうこと?引っ越しした場合は、情報更新する必要がありますならわかるけど『あるかもしれません』って。なんでそんな曖昧?」

少し怪しい文章にツッコむつボイ。
 

よろしく

Aさんへの怪しいメールは、さらに続きます。

「今すぐアップデートをしてください。弊社のセキュリティ対策にご理解とご協力をお願いいたします。ご清聴ありがとうございました。よろしく」(Aさん)

つボイ「僕らも講演会の最後に言いますが、文章で”ご清聴ありがとう”はないですよ。しかも、”よろしく“で終わる。硬いのか柔らかいのか、わけが分かりません」

Aさんへのメールは文章が怪しいために見破れたのでしょうが、正しい文章で書かれたら、何の警戒もせずにリンクをクリックする方も一定数いるでしょう。
 

宅配便からのショートメール

「先日、大手宅配便会社から『荷物配達をしましたが留守のため持ち帰りました。折り返し連絡くださいと携帯電話、個人のメールアドレスの記載されたメールが私の携帯に届きました」(Bさん)』

小高「ショートメールか何かかな?」
つボイ「実際に、この人の携帯に届いたということは、この人の情報がどっかで漏れてるわけですよね」

Bさんに届いたメールには、送り主、伝票番号、品目などの記載はなかったそうです。
また、Bさんはその日ずっと自宅にいたので、「不在」はあり得ない状況。

「前にもこういうことがあり、無視しましたけれども、嫌な世の中になりましたね」(Bさん)
 

詐欺メールの狙いはここ

小高アナはこう注意喚起します。

「宅配便はお知らせするサービスもあるんですけれども、ショートメールで連絡が来ることは絶対にないので、ショートメールで来た場合は全部詐欺だと思ってもいいです」

宅配便サービスでは、事前に通知サービスに登録したメールアドレスにしか連絡はありません。
ショートメールは適当な番号で送っても届いてしまう場合が多いので、詐欺行為に悪用されやすいもののひとつ。
顔なじみのない人や法人からのショートメールは注意が必要です。

つボイ「留守の場合は、不在者伝票が入ってますよね」
小高「ただ、こういうのが狙っているのは不在者伝票を見る前の人なんです」

つまり出先や会社でショートメール見た時に、「荷物が来た」と思って返信するパターンを想定して、こういう詐欺メールは送られてくるんだとか。
Aさんのケースでは在宅だったのですぐ気づけたのでしょうが、出先だとついつい目が行ってしまいます。さらに荷物が届く予定があればなおさらです。

小高「そこを気をつけてくださいね」
 

着払いの荷物

「先日、友達の家の大学生のこども宛てに、郵便局の宅配が来ました。着払いだったので、こどもに聞いたら受け取っといてと言われたので、お金を払って受け取ったそうです」(Cさん)

ところがこどもが荷物を開けてみたら、買った覚えのない不織布マスクが40枚ほど入っていたそうです。しかもメーカーを調べたら効果のない偽物でした。

しかし郵便局へ返金を申し込みに行ったところ「開けてしまったらお金は戻りません」と言われたそうです。さらに…

「警察に言ったら『多いから気をつけてね』で終わったそうです。犯人を探す気は全くないようです」(Cさん)

「ちゃんと伝票も残ってますから、これを辿って捜査できんのか?いうことです」

つボイも憤慨します。
 

家族で確認を

Cさんの投稿には続きがありました。

「友達は『高い勉強代だった』と嘆いておりました。そして一週間後にまた同じものが送られてきました」(Cさん)

今度は送り主も住所も前回とは違うもの。
さすがに2度目は郵便局の人に持ち帰ってもらったそうです。

「皆さんも、身に覚えのない着払いの小包は開けずに家族と確認してください。警察が動いてくれないので、この番組で皆さんにお知らせして、少しでも被害に遭われる方が出ないようにと思ってメールいたしました」(Cさん)

小高「マスク不足だった時に、マスクの押し付け商法みたいなのがありました。本当にマスク不足だったので、詐欺だなと思いながらも目の前のマスクに飛びつくみたいなことがありました」
 

謎の荷物はまず「保留」

「7月6日から送り付け商法の規制が強化されて、注文していない不審な商品が一方的に送り付けられた場合、代金を払わず、すぐに捨てても構わなくなりました」(Dさん)

一方的に送られてきた物でも、これまでは14日間経過するまで処分できませんでした。

「特に代引きの場合、支払ってしまうと、悪徳業者から取り返すのは法改正されてもやっぱり困難だそうです。
心当たりのない配達があれば、いったん受け取りを保留にするといいです」(Dさん)

この法改正は海外から来た荷物にも当てはまるそうです。これで悪徳商法が少しは減るかもしれません。

「家族の誰が頼んだかわからないものは、いったん保留して確認。わかった段階で再配達を依頼。『保留』を覚えといてください」

注意喚起するつボイノリオでした。
(尾関)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く

2021年07月21日10時03分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報