つボイノリオの聞けば聞くほど

なつかしの検便の方法、あなたはマッチ箱世代? 

ラジオ番組というのは送り手と受け手のキャッチボールのようなところがあります。投げればどんなボールでも返してくれるリスナーというのはありがたいものです。

6月4日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』で盛り上がったのは「検便」の話。
リスナーから多数の体験談が寄せられました。

つボイノリオと小高直子アナウンサーがおたよりを読み上げます。

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検便、その後

ひと口に検便といっても時代によってその形態は大きく変わってきました。それを仕事にしていた方からのおたよりです。

「私は検便を扱う仕事をしていましたが、過渡期に就職したのですでにマッチ箱はなく、緑のプラスチックカップからスプーン付きのスピッツになりました。

寄生虫検査は専門的によく従事してまして、ギョウチュウフィルムや寄生虫卵検査は得意でした。よく目黒の寄生虫館(公益財団法人目黒寄生虫館)とか学会にも行きました」(Aさん)

ギョウチュウや寄生虫という言葉にもどこか懐かしさを感じます。目黒寄生虫館は、マニアでなくても一度は訪れたい博物館です。
 

マッチ箱世代

以前、検便がどんな方法だったかで世代がわかるという話がありました。マッチ箱世代とは検便を持っていくのにマッチ箱の中に入れていた世代です。

「私もマッチ世代ですが、いま今思うと、兄弟多いのによく数が足りたな。貧乏なので父親がスナックでもらうこともないのに、家ではおそらく徳用を使っていたはずなのに、母に聞いたら覚えているかな」(Bさん)

つボイは「早めに聞いたらいいです。あのときどうしてたんやろ、マッチ箱」と、マッチの出所に関心を示します。

小高はマッチ箱は「昔はいたるところにありました」となつかしがります。

そういえば喫茶店でも、今のショップカードのような感じで置いてあったりしましたね。
 

マッチ箱風世代

進化において、マッチ箱世代の次はマッチ箱"風"世代がくるようです。

「私、マッチ箱風世代です。あれにU.N.K.O.を入れる時は、割りばしを使いました。だいたいの確率でチビウンが手についてしまいますが、手についたunkoのニオイを思わず嗅いでしまうということを毎回していたような気がします」(Cさん)

自分のもののニオイはつい嗅ぎたくなるものかもしれません。
他人のものは臭いけど、自分のものはその臭さを確かめたい気になります。

小高「しっかり洗わないかんよ」
 

大と一緒に小が

検便の苦労といえば、どうブツをキャッチするかです。

「小さい頃はオツリがくる"ぼっとん便所"で回収するのが大変でした。
トイレの外に新聞紙をしいて、残りは便器へということで、それでも大と一緒に小が出そうなときは大変です。混じっちゃう」(Dさん)

みなさんの苦労がしのばれます。
ところがつボイはこんな話を思い出します。

「欧米の人は小なら小、大なら大、ちゃんと分けてする、日本人は一緒にすることができる。これは珍しいことだそうです。
ミッキー安川さんは、お金に困った時はそれを見せて、ジャパニーズはすごいとお金を稼いだということが、彼の本に書いています」

小高は「ホントかな?」と半信半疑です。
 

『いいよ、つかやー』

検便で一番困るのは出ないことです。しかし、これはやってはいけません…。

「検便の思い出ですが、小学校のとき提出期限の日に忘れた生徒が、私含めて4人おりまして、担任の先生からこっぴどくしかられて、学校のトイレで便を採取することになりました。

各自わら半紙をもっていき、トイレに向かい、そして個室に入りました。日頃から便通のよい私は苦もなく、わら半紙の上にブリブリっと、マッチ箱にからしを取るように取りました。

隣の個室に入った女子の前田さんが『〇〇くん出た?私出ないから、あなたの少し分けてくれない?』と言うので、『いいよ、まだいっぱいあるから、つかやー』とやさしく言い置いてトイレを後にしました。清らかな思い出として心に残っております」(Eさん)

小高「ダメだよ!いろんな意味でダメだよ!」

何のための検便か、というところがこどもには抜けているようです。検便=便を持っていく日、みたいな高揚感がありましたね。検便の話、いろいろでした。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年06月04日10時32分~抜粋

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