宇宙に関するニュースが続いたため、5月7日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、関連した投稿が寄せられました。
こうした話題では科学的な好奇心などが語られるように思われますが、なぜか最後は身近な話に落ち着いてしまいます。
つボイノリオと小高直子アナウンサーがリスナーのおたよりを紹介します。
史上最も孤独な人
最初の宇宙の話題は訃報です。
「1969年7月アポロ11号乗組員として月に向かったマイケル・コリンズさんが90歳で亡くなりました。
マイケル・コリンズさんは司令船を操縦して、月着陸船に移ったアームストロング船長、オルドリン飛行士が月面に立ちました。コリンズさんは月を周回しながら二人の戻りを待って、『史上最も孤独な人』と呼ばれておりました」(Aさん)
「コリンズさんは、こども心にも1人だけ月に降りられなくて残念だったろうなと、中継見ながら思っておりました」(Bさん)
3人で月に行って2人が着陸できる。こどもながらに「残りの1人はさぞ残念だったろうな」と思ったのですね。
つボイだったら…
人類初の月面着陸というと、「これは1人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」という名言を残したアームストロング船長、あるいは2人が月面を歩く映像が思い浮かびます。
が、そこにはコリンズさんはいないわけです。
小高は「大事な役割なんですけどもね」と、コリンズさんの重要性を強調します。
ここでつボイは、もし自分がコリンズさんだったら、「オレも降りる!ここまで来てて降りられへんのか、どうなっとるんや」と思ったのではないかと言います。
小高は「人類史上誰も成し遂げたことがないことを、やるかやらないかという境目にぶち当たった人ですね」とコリンズさんに理解を示します。
偉大な業績の影には人知れずそれを支えた人がいるものです。コリンズさんはその中では一番有名な人かもしれません。
宇宙への席をオークション
宇宙の話をもうひとつ。
「アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏が開発した宇宙開発ベンチャー企業、ブルーオリジンは、自ら開発したロケットと宇宙船でのはじめての有人宇宙飛行を今年7月20日に行い、このうち一人分の席をオークション形式で販売すると発表しました」(Cさん)
宇宙船は一定の高度までロケットで運ばれてから切り離され、宇宙空間のはじまりとされる高度100キロに達します。乗客はおよそ3分間にわたっていわゆる無重力状態を経験した後、パラシュートを開いて着陸。打ち上げから着陸までおよそ10分間だそうです。
Cさんは「つボイさんも69,000円くらいで入札参加してみたらどうですかね」と誘惑します。
つボイ「69,000円ですむなら今すぐにでもやらせてもらいます」
小高「あと、そこ行くまでの交通費もね」
つボイ「ホテル代とかね。なかなかねー」
いつも通り身近な話題に落ち着きました。
しかし、超富豪になると「宇宙に行きたい」と思うのは、日本も世界も同じなのですね。
大気圏に再突入
宇宙には夢がある話ばかりと思いきや、ちょっと怖い話もあります。
「制御不能となった中国の大型ロケット『長征5号B』がこの週末にも大気圏に再突入するとみて、追跡を続けていることを明らかにしました」(Dさん)
「ロケットの残骸は地球の表面の大部分を覆う海に落下する可能性がもっとも多いと予想されています」(Eさん)
小高「海だって落ちた後の処理とか、海への影響とかはどうなのかとか気になりますね」
結局、この中国の大型ロケットの残骸は9日、モルディブ沖のインド洋に落下したと、中国国営メディアが伝えました。
しかし、宇宙ゴミに対しては、中国を含め各国が責任ある態度を示していなかくてはいけないでしょう。
たくさん届いていた「宇宙の話をやっとご紹介することができました」と、つボイはほっとしたようです。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年05月07日11時12分~抜粋