つボイノリオの聞けば聞くほど

街づくりゲームで楽しみながら考えるSDGs

『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーでは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。

国や企業、学校などの組織だけではなく、個人でも目標達成に向けた取り組みを始めています。

4月7日の放送では、SDGsを楽しく学ぶことができる「なごやSDGs街(マーチ)」について紹介されました。

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「なごやSDGs街(マーチ)」って?

「なごやSDGs街(マーチ)」は、インターネット上に開設されたサイトのこと。

市民をはじめ、市民団体・企業・学校・大学・行政が一緒になって作っている環境活動のネットワークです。子どもたちに、ゲームや動画などを通じて楽しくSDGsを楽しく学べる機会を提供するために開設されました。

実際にこのサイトを見てみると、緑がいっぱいの街が画面に出現。
「SDGsってなに?」「SDGsみんなのアイデア」なんてトピックがあり、興味のあるページを見ながらSDGsを知ることができます。

例えば「SDGsチューブ」というページでは、名古屋市内でSDGsに取り組んでいる企業SDGsについて学べる施設を見学できる動画を見ることが可能。
「SDGsフィールド」というページなら、実際に足を運んでSDGsについて学べる施設が紹介されています。
 

サイトにはこんな仕掛けも

また、サイト内のお知らせを見たり、「SDGsフィールド」で紹介されている施設に実際に見学に行ったりすると、何かいいことがあるようです。

それが何かと言うと、ポイントをゲットできるだけでなく、ゲットしたポイントを「なごやSDGs街(マーチ)ゲーム」で使うことができます。

どんなゲームなのかと言うと、街を自分の好きなようにデザインしていけるゲーム。
テレビ塔や名古屋城がある名古屋市中心部をイメージした街に、自分の好みでお店や学校・工場・家といったパーツを配置して、自分だけの街を作ることができると言います。

こうしたパーツを買う際に、ゲットしたポイントを使うそう。
最初に200ポイントをもらうことができますので、まず試してみて「もっとゲームで遊びたい!」と思ったらサイト内の他のページを見たり、実際に施設へ行ってポイントを貯めたりすることができます。

しかし、単純にポイントを貯めて自分好みの街を作るだけではないところが、このゲームのおもしろいところ。

ゲームを通じてバランスを考える

ゲームをやっていくうちに、SDGs達成度を確認しながらゲームを進めていくことになります。
具体的には、自分好みの位置にパーツを設置した後に「街のSDGs達成度」というアイコンをクリック。

すると「あなたの街は物の売り買いが活発な街」「人や生き物にやさしい街」「みんなが楽しく安全・安心に暮らせる街」という3つの視点がどれくらい達成できているか、確認することができる座標。

そして、この3つの視点を総合して、自分の作った街が10段階でどのくらいSDGsを達成しているかわかる目盛りが出てくる仕組みになっています。

「安全だけど、ちょっと不便かもしれない」「便利だけど、人や生き物にやさしい街になっているかな」といった街づくりのシミュレーションを通じて、「SDGsが達成できる街ってどんな街?」を考えることができる仕掛けです。

こうしたバランスを考えることは、とても大切なこと。
ゲームを通じて自然に考えることができる仕掛けは、こどもも大人も楽しんでできそうです。親子で楽しくゲームを通じて、SDGsを考えてみるのもいいかもしれません。
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年04月07日11時31分~抜粋

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