つボイノリオの聞けば聞くほど

自分の趣味が、実はSDGsの達成に貢献していた!?

『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーでは、ニュースなどでよく見聞きする「SDGs(エスディージーズ)」を取り上げています。

「SDGs」とは「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きられる環境を作るため、国連で採択された17の持続可能な開発目標のこと。

国や企業、学校などの組織だけではなく、個人それぞれでも目標達成に向けた取り組みを始めていますが、このコーナーでは、実際に取り組まれている活動内容について、小高直子アナウンサーが紹介しています。

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趣味が転じてSDGsを実現

3月3日の放送では、番組宛てに届いた「今まで自分がやってきたことが、実はSDGsの達成に役立っていた」というおたよりを取り上げました。

その内容は次のとおりです。

「SDGsですが、知らない間に活動しておりました!

今から7年前、もともと趣味でやっていたスキューバダイビングに再チャレンジした時に、ダイビングを始めるならボランティアダイバーとして活動したいと思い、登録しました。

それから河和港、大野海水浴場、新舞子マリンパークの海釣り公園(いずれも愛知県)、そして毎年ではないですが、鳥羽港(三重県)の清掃活動をしています。

この活動、SDGsに協力してるってことですよね?今後も海の清掃活動に参加したいと思います。

ちなみに私が活動していますのは、NPO法人の中部日本潜水連盟です。

活動に興味のある方は(インターネットで)検索して、参加してみてくださいね」(Aさん)

自ら活動することはもちろん、実際の活動を伝え広めたり参加を呼びかけたりすることで行動する人が増えると、結果的にSDGsの目標達成に近づきますので、これもSDGsの活動の一環です。
 

SDGsのどの目標につながる?

ダイバーさんが海のお掃除をするというのは、目標14「海の豊かさを守ろう」の達成につながります。

現在、海の汚染は深刻で、海の生きものがプラスチックゴミを誤って飲んでしまい、死んでしまうという被害が出ています。

また、プラスチックが分解消滅されずに海を漂っているという、マイクロプラスチックの問題も最近よく話題に上っています。

プラスチック製のストローを廃止する動きが広がっているのは、この問題を解決するため。

マイクロプラスチックでお腹いっぱいになってしまった生きものが、栄養が足りなくなって育たないという問題や、回り回って人体に吸収され、悪影響を及ぼす可能性も指摘されています。
 

海に潜らなくても協力できる

ちなみに先程紹介された中部日本潜水連盟では、ダイビングの経験が豊富な方はお掃除の活動を行なっていますが、ダイビングはできないという方でも、浜辺の清掃活動を手伝うことは可能とのこと。

海釣りがよく行われている場所での清掃を行うことで、海の環境を守るとともに、釣り人のマナー向上にも役立てたいとのことです。

つボイ「やっぱり、できるところからですよね。特にこういう技術は貴重ですから。私は耳抜きができんので、3m以上は潜られへんのです。浜辺の掃除やったらできると、あらためて思いましたけど」

なお、中部日本潜水連盟はダイビングを楽しむクラブ・グループの集合体であるため、どこかのクラブに所属していることが前提になります。

ただ、どこにも属していないという方は直接加入することもできるそうで、その場合はFacebookを使うと連絡が取りやすいとのことです。
(岡本)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年03月03日11時30分~抜粋

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