つボイノリオの聞けば聞くほど

ワクチン予約金詐欺からカード会社の偽メールまで!最新詐欺情報

どれほど警戒していても日々現れる詐欺の新しい手口。これを防ぐには、情報を共有することしかありません。

1月26日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが、リスナーから届けられた詐欺情報を紹介していきます。

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ワクチン予約金詐欺

「今朝の新聞に目を通して浮かんだのが、石川五右衛門の『浜の真砂は尽きぬとも 世に盗人の種は尽きまじ』です。嘆かわしいことやなぁ」(Aさん)

すでに東京では発生していたそうですが、ワクチンを打つには予約金が必要などと現金を要求する詐欺電話が、愛知県愛西市でも発生していたんだとか。
ちなみに電話を受けた80代の男性は詐欺だと気付いて被害はなかったそうです。

小高「ワクチン接種は無料という事になってますから100%詐欺だと思っていただいて結構。みんなで声かけ合って騙されないようにしないといけませんね」

ここで詐欺師に扮するつボイ。

つボイ「ワクチンは無料なんですけど予約金がいるんですよ」

小高「そういうのはないです!」

つボイ「その予約金がいろんな業務に役立つわけですので、よろしくお願いします」

小高「ないです!」

ワクチン接種の予約金を求める電話が来ても、このようにきっぱり断って下さい。
 

一泊する?ないない

ワクチン接種の話に加え「接種後は一泊してもらいますので、10万円の予約金が必要です」というパターンもあるようです。
ワクチンは無料だけど、泊まるなら費用は必要だろうという心理を狙った詐欺。

小高「ワクチンを打った後に泊まるんですか?で、お金払う?」

再び詐欺師を装うつボイ。

つボイ「そういうことです。切迫したことになってますんで、予約金の方が優先されるわけですね」

小高「ないですね!」

注意を喚起する小高。

小高「コロナ禍のような事態は、私たちも初めてのことで、何か言われると、今回はそういう事になってるのかって思いがちなんですが、お金の問題は必ず発表されます」
 

地方自治体を騙る

予約金詐欺にはこう言ってくるパターンもあるかもしれません。

つボイ「ご覧になったニュースは国のこと。これは地方自治体によって違いますんで」

小高「地方自治体がちゃんと発表する!」

つボイ「地方自治体によって対応はそれぞれなんです。予約金がだいたい10万ぐらいいるんです」

このような弁明があったら、詐欺だと考えた方がよさそうです。

小高「本当に費用がかかるっていう話になってきた時には、しっかりと自治体も政府も発表もしますし、ニュースでいっぱい言うと思うんで、ニュースをしっかり確認してくださいね」
 

防犯機能付き電話が有効

「愛知県警によると、特殊詐欺の犯人からの電話の8割以上は、携帯ではなくて固定電話にかかってくるらしいです。
愛知県発表では、かかってきて警告が流れるなど、防犯機能付きの電話機を設置することで、不審な電話のおよそ9割を減らすことができるということです」(Bさん)

愛知県警でも防犯機能付き電話の設置を勧めているようです。

一人暮らしのBさんの母83歳は、固定電話を使用していますが、一回鳴ると留守番電話のメッセージが流れるようにしてから不審電話やセールスの電話がなくなったんだとか。

本当に用件のある人はメッセージを残します。用のない人はすぐ切ります。
 

宅配便を装う

「偽不在通知メールのニュースをやってましたが、送られてきたURLにアクセスするとアプリをダウンロードする画面になり、実在する銀行の口座番号やクレジットカードの情報を入力する画面になるそうです」(Cさん)

このアプリをダウンロードすると、自分の知らないうちに、自分が偽不在通知を送信してしまうようになるそうです。
Cさんは「偽不在通知が来た時はURLにアクセスしないように気をつけてください」と警告しました。

つボイ「このデジタルの世の中であっても、荷物が届いて、いなかった場合は必ず紙きれでお知らせしてますよね?」

不在の場合は、担当者名が書かれた不在票が届いています。
会員登録をした宅配便の会社から不在のメールが来ることはありますが、登録していない会社から勝手にメールが来ることはありません。

小高「今どきはの詐欺メールは、本当にある有名な会社の名前を使うこともあるので、見分けるのが本当に大変ですが、あれ?っと思ったら、そこをクリックするんじゃなくて、公式の電話番号に問い合わせてみた方がいいと思います」
 

非常に凝った詐欺メール

「UCSカードを名乗った詐欺メールが出回ってるようです。私もアドレス変更のお知らせメールが3通来ました。UCSカードはユニー・アピタのカードで、この地方で利用してる人は多いと思うので、皆さん気をつけてください」(Dさん)

届いたメールの本文を貼り付けてくれたDさん。
非常に丁寧に変更確認の文章が書かれており、発信元は株式会社UCS。
つボイが調べたところでは、問い合わせ先として書かれていた稲沢市の電話番号、営業時間は本物だったそうです。

実はこのメールには、もうひとつ横浜の問い合わせ先が書かれており、こちらが詐欺だったそうです。
本物の情報の中に偽の情報を混ぜた、かなり凝った偽メールでした。

いまは詐欺情報を共有するサイトもあるので、不審なメールの電話番号は、一度検索してみるのも自衛する手段です。

小高「最近三井住友カードの詐欺メールもたくさん来ましたので、みなさんも気を付けて下さいね」
つボイ「油断も隙もない。僕らが勉強している、僕らがアンテナ張って、きちんとする以外に方法はありません」
 
こうした情報は共有するのが一番です。ニセの電話やメールにはくれぐれも気を付けて下さい。 
(尾関)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年01月26日10時02分~抜粋

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