昨年12月31日に開催されたボクシングの試合、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチの中で、井岡一翔選手が左腕のタトゥーを露出した状態で闘っていたことが物議をかもしています。
これは、日本ボクシングコミッション（JBC）のルールに、「入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者は試合に出場できない」と規定されているため。
この試合で井岡選手は挑戦者の田中恒成選手に対し、2度目の防衛に成功していますが、JBCは井岡選手に対して、処分を検討しているとのことです。
1月8日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、この話題に対するリスナーの意見を取りあげました。
ルール違反なら試合は無効？
まずは、実際に試合をテレビなどで観た方の感想です。
「勝敗より真っ先に気になったのが、『日本でも入れ墨してても、試合に出るんだ』と思いましたが、やっぱりダメだったんですよね。
もし田中選手側のセコンドに落合（博満）監督がいたら、絶妙なタイミングで抗議してたと思います」（Aさん）
つボイ「『ルール違反やったら、試合なしにしましょう』って、私が田中選手側やったら言うんやけど。
『アカンことやってるんやから、その上にどんなものを積み重ねてもアカンでしょう！なかったことにしましょうよ』…って、言わへんねやろうか」
ちなみに、「井岡選手がタトゥーをしていたのは周知の事実なんだから、わかっていて出場をOKしたJBCも悪い」という意見も当然ありますが、事前にJBC立ち会いのもと、ファンデーションで隠して試合に臨んだものの、汗で流れてしまったそうです。
入れ墨の柄によってはNG？
そもそも、日本のボクシングの試合で入れ墨禁止としているルールについて、このルール自体が正当なのかどうかという意見もあります。
今や日本でも「タトゥー」として、ファッションの1つとして認知されている状況ですが、これを不快の念を与えると捉えるべきかどうかという議論もあります。
「入れ墨かタトゥーかどうかという問題ですが、背中を例に挙げれば、昇り竜の場合は入れ墨だと思いますが、コアラだとタトゥーだと思います」（Bさん）
人を威圧させるような柄はNG、かわいらしいものならOKということでしょうか。
小高直子アナウンサー「すごい（眼光が）鋭いコアラやったらどうする？」
つボイ「コアラが蜘蛛に乗ってグーッとにらみつけながら、こっちには虎がいるという…虎が出てきたらアカンよいうことや」
小高アナ「カンガルーかなんかで」
つボイ「カンガルーとコアラの戦い？竜虎の戦いというのがございますが、コアカンの戦い？コアカン、コカン…」
小高アナ「はい？」
別の方向に脱線しそうになったところを、小高アナがたしなめました。
今後、ルールが変わって入れ墨解禁になるかもしれませんが、ただ、現時点ではルールとして規定されていることです。
果たして、どのような裁定が行われるのでしょうか。
つボイ「『遠山の金さんに裁いてもらおう』いう意見があるけど、どんなお裁きが出るやろう」
悪人に毎回入れ墨を見せている金さんだと、今回の件はなかったことにするかもしれませんね。
（岡本）
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年01月08日10時02分～抜粋