つボイノリオの聞けば聞くほど

幼稚園の年長さんの視力検査が大変で、先生もぐったり。

昔から「バカな子ほどかわいい」といいます。12月14日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「バカ息子・バカ娘」のコーナーです。

「うちの子のバカっぷりを聞いて」というおたよりがたくさん届いています。自慢話はすぐお腹いっぱいになりますが、バカな話にはくすっと笑ってしまいます。

かわいい話からスカッとする話まで、つボイノリオと小高直子アナウンサーがおたよりを紹介します。

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『見える!』

バカといっても小さいこどもはかわいいものです。Aさんからのおたよりです。

「カミさんは小学校に勤めています。毎年大変なのが就学時検診で、身体測定などをします。
幼稚園年長さんの団体が集まり、中でも視力検査が大変だそうです。

『輪っかの切れてるとこを言ってね』と声をかけます。『はーい』といいお返事。
『これは?』
『見える!』
『えーっと、どこが切れてるのですか?』
立ち位置に立ったまま視力表を指でさして『あそこ』と言います」

ほほえましい光景が目に浮かぶようです。

つボイ「指先だけで判別するのは相当の熟練ですよ」
小高「せめて右、左で指差してくれたらいいけど、そうでないのね」
 

先生は大変

Aさんのおたよりは続きます。

「『うーん』と、言葉が出ず、その場から走ってきて『ここ』と指さす子がいます」

小高「聞かれたことに答えてるだけやもんね」

もうかわいいとしか言えない!ところが、先生から見たら別のようです。

「ひとり二人ならかわいいと笑えるところですが、集団で全部こういう風ですから。そんなカミさんのご機嫌を伺う小生も大変で、先生の家庭もこういう苦労があります」(Aさん)

聞くと微笑ましいけど、先生とそのご主人は大変というお話でした。
 

タテ売?

そんなこどももいつかアラサーになります。

「義理の姉の息子夫婦が建売を購入したらしいです。お祝いをどうしようと話していたら、うちのバカ娘が、『え、何買ったの、タテ売、ヨコ売?』

あはは、と笑って『つボイさんに送ってもいいよ、このネタ』と言っていました。
これでアラサーですからね」(Bさん)

この娘さんは日頃からBさんのネタを作るために、バカをやってくれているのかも。それなら逆にとても親孝行な娘なのでは。
 

半永久的なバカ?

算数ができない子を持つ親は多いかもしれません。“またバカなことを”と思っていたら、意外と深い話になりました。

「家族でアニメを見ていたら『半永久的』という言葉が出てきて、中二の次女が質問しました。『半永久的ってどのくらい?』

旦那が答えました。『永久の半分や』

それで腑に落ちない風なので、旦那が『ゼロの半分は?』と聞いたら、高三のバカ長女は『0.5』と言っていました」(Cさん)

小高「増えてる!」

「次女は冷たい視線を長女に向けて『ゼロじゃ』と答えることができました。永久の半分も永久と同じようなものですが」(Cさん)

つボイ「僕も半永久という言葉を考えてみました。永久の半分というより、ほぼ永久。
自分が生きている間にはそう変化はせんだろうというスパンで考えるのが半永久、とどっかの辞書に書いてありました」

小高「永久の半分だけど、そこまで行きつくまでに人間死んじゃうよ、と」

つボイ「だからその人にとっては永久なことなんや。それが半永久」

永久とは、半永久とは、考えるとなんだか哲学的な話です。
永久脱毛と半永久脱毛の違いも知りたいところです。そういう話なら娘さんも興味があるかも。

ところで、Cさんの話には締めがあります。

「ゼロの半分は0.5と答えた高校三年のバカ長女は、推薦での進学を勝ち取ったことをご報告させていただきます」

全て優秀な子より、ちょっとバカなところがある方が、なぜかチャーミングに見えてきます。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2020年12月14日10時02分~抜粋

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