つボイノリオの聞けば聞くほど

運動会の帽子で紅白の他に青、黄を使うのはなぜ?

時期は外れてしまいましたが、小中学校で開催した運動会といえば、クラス対抗で赤と白の戦いというイメージが強いもの。

赤帽と白帽をかぶって対戦するというのが一般的ですが、中には違った色の帽子だったというケースも…。

12月3日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、運動会のチームで使った色という話題を元に、パーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーがトークを繰り広げました。

[この番組の画像一覧を見る]

紅白の色の意味は?

小高が通っていた学校では昔、赤、白以外に青、黄というチームがあったそうです。

これに対して、同じような意見が番組宛てに届きました。

「小高さん、自分の学校では4チームに分かれた運動会だったので、赤、白、黄、青で分かれていました。でも全員帽子は白でした」(Aさん)

小高「ウチは引っくり返したら青だったり黄だったり、青黄帽いうのが。紅白帽と2種類あって」

ここで歴史好きのつボイが疑問を投げかけます。

つボイ「あとで加えられた黄色と青って、何か意味はあるんですか?

赤白は源平って言われていますけど、4か国で戦ってたような時代?例えば戦国時代でも甲斐武田、こっちに北条が居てとか、4か国の旗のイメージみたいなので表した方が良いと思う。4色要る場合は。2色で良い場合は源平で良いんですよ」

これが武田と上杉となると、赤と黒というイメージ。

映画で覚えた印象ですが…って、古いですね。
 

赤組にはなりたくない?

小高は、青、黄の色が採用された理由について、「まあ何となく、色分けで何となくわかりやすくしただけやと思うんですけど」と語りましたが、つボイはさらに紅白の方の意味について語ります。

つボイ「(自分が運動会に参加していたぐらいの時は)歴史に詳しくない頃やったから、『赤勝て白勝て』とか、『赤になった、白になった』とか言ってましたけど、歴史に詳しくなると、『やっぱり平家の色いらんわ、負けるんやもん。源氏の色がええわ、源氏の白旗!』とか。

歴史に詳しかったら、文句が言えます。でも、一度は勝つんですよね。

そういう意味では1対1かな。源氏も結局、北条氏に滅ぼされたとは言いませんけど、乗っ取られてしまって足利氏に滅ぼされたわけですからね」

小学校では紅白の意味を知らなくても、中学や高校の日本史の授業で知ることになるのでしょうか。
 

青黄も歴史の由来あり?

このトークの内容を受けて、番組後半に別のおたよりが届きました。

「赤白とも本流は滅ぼされています。平家は源氏に滅ぼされますが、その源氏も平家の流れをくむ北条氏に、その北条氏も源氏の流れをくむ足利氏に滅ぼされるというのも、歴史の面白いところ。

源平藤橘といいましたから、青も黄も藤原氏、橘氏の色かと推測できますが…」(Bさん)

つボイ「『源平藤橘坪』と、これが日本の中の本流ですけど、これをみなさん覚えといてください」

小高「坪?いうのは?」

つボイ「(自分の姓「坪井」の)坪も入れてください…」

藤は植物から青っぽく、橘は実から黄色っぽい感じがしますが、あまり関係はなさそうです。
 

黄・青は中国起源説?

青、黄については、別のおたよりで五行から来てるのではないかという説も。

五行とは、古代中国から伝わる考えで、すべての物は「火・水・木・金・土」と、5種類の元素からできているというもの。

例えば、内臓関連だと小腸、膀胱、胆のう、大腸、胃の5つで、季節は春夏秋冬と土用(季節と季節の間)など。

そして色としては、紅白以外に黄、青、黒があります。

この五行引用説について、つボイは理にかなっていると言い、「先生が黒の何かを着ながら『がんばれよ!』とか言ってた」と、これで5色だと強引にまとめていました。
(岡本)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く

2020年12月03日10時00分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報