アメリカの偉大なるギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレンが、がん闘病の末、10月6日に65歳で亡くなりました。
その早すぎる死を悼んで、10月7日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、リスナーから多くのおたよりが寄せられました。
エディがギタリストとして率いたロックバンド、ヴァン・ヘイレンの代表曲「ジャンプ」に乗せて、つボイノリオが追悼のおたよりを読みあげていきます。
65歳、若すぎる死
「生島さんの番組(TBSラジオ『生島ヒロシのおはよう一直線』)で聴いたたんですが、エディ・ヴァン・ヘイレンが咽頭がんで亡くなったというのは本当ですか?朝からショックで…」(Aさん)
「バンド歴30年の旦那が、ショックで泣き崩れております」(Bさん)
「65歳!早すぎるんじゃないですか」(Cさん)
「『ジャンプ』しか知らないけれど、この訃報を聞いて私でも声が出るぐらいビックリしました」(Dさん)
65歳という若すぎる死に、リスナーの間にも驚きが広がっています。
向こうは大変、こちらは寂しい
「この頃、六道の辻は大物ばかり向こうに行って、大変なことになってるんちゃうんか、いうことですよね」
有名人の訃報が続く中、つボイは上方落語「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」を思い出します。
「まあこのね、向こうで歌舞伎観たらね、こっちの芝居もう観れまへんで。歌舞伎観たらね、初代から十二代目まで団十郎で全部やってますやん!こんな芝居観れませんわ!」
小高直子アナウンサーは、「こっちの方からすると、持って行かれたくないなと思っちゃいます」と寂しげな様子。
絶妙な「空耳」の数々
「いろいろツッコミどころが多い『ジャンプ』です。歌い出しで日本語に聴こえる『開けろ!』というフレーズや、サビの前に『明智氏をナビ!』と聴こえること。
ギターソロが近藤真彦さんのシングル『ケジメなさい』の間奏部分とまったく同じだったりとか、いろいろ話題となった曲です」(Eさん)
「ジャンプ」は日本人的「空耳」曲としても、話題の1曲でした。
「ハードロックなのにメロディアスなフレーズ。超絶斬新ギターテクニック!」(Fさん)
「エディはギターソロの「暗闇の爆撃』など、右手でギター弦を押さえる『ライトハンド奏法』と呼ばれる独自の奏法でも人気がありました」(Gさん)
ギター少年大興奮の「ライトハンド奏法」
ライトハンド奏法について、ミュージシャンであるつボイが熱く解説します。
「左ばっかり押さえるんではなくて、右手でボンと押さえることによって音を出して。タラタピン!タラタピン!これを早くダーっとやっていける。これがギター少年しびれるわけですよ」
ギター少年たちは「めっちゃええやん!こんな早いフレーズでも。右手を押さえるだけで出てくるのか!」と大興奮したんだとか。
「隣の開放弦も使える音であるならば、3連、4連、5連。低い方から高い方行った、今度は高い方から低い方。低い方から高い方も。それをバーッを繰り返すと、すごいフレーズがやれるんで、もうみんな夢中になってこれをやりました」
「彼のギターの上手さが好きでした」(Hさん)
「まだおるやん!すごいやつが!」
「1978年、キンクスのカバー『ユー・リアリー・ガット・ミー』でデビューして、80年代マイケル・ジャクソンの『ビート・イット』のギターソロで一般にも知られるようになりました。
マイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』が84年全米1位、ヴァン・ヘイレンのアルバムが同年2位で。この縁のある2人が1位、2位でした。そのアルバムのシングル『ジャンプ』が5週連続全米1位を獲りました。今でもよく聴く曲です」(Iさん)
「本当に、これ以上ジャンプできなかったことが残念です」(Jさん)
「高校1年の時、ジェフ・ベックが一番上手いと思っていたけど、この人を聴いて『まだおるやん!すごいやつが!』と思いました」(Kさん)
ロックバンド界の巨星墜つ。
またひとり、偉大な人物が旅立ってしまいました。
(minto)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2020年10月07日10時13分~抜粋